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2012年8月18日(土)

大飯止め 原発なくせ

官邸前行動 各地で連帯

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 毎週金曜日の夜、東京・永田町の首相官邸前と国会周辺でとりくまれている「原発いらない」「再稼働反対」の行動に連帯し、全国各地で広がる動き。17日も、夏の夜空に「子どもをまもれ」「(原子力規制委員会の)人事案撤回」という声が響きました。(官邸前の行動)


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(写真)「原発いらない」と帰省中の人も参加=17日、京都市下京区

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(写真)原発ゼロへの思いをアピールする参加者=17日、神戸市中央区

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(写真)「危険な原発はいらないぞ」と唱和する参加者=17日、滋賀県大津市

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(写真)関電東海支社前で原発の再稼働に抗議する市民=17日、名古屋市

大阪

 「大飯・高浜再稼働反対! 原発やめろ!」。大阪市北区の関西電力本店前に力強い市民の唱和が繰り返し響きました。

 ツイッターなどでの呼びかけに応えた若者や子連れの母親、スーツ姿の男性など人の輪はぐんぐん広がり、打楽器でリズムをとりながら約1時間半、アピールを続けました。

 ベビーカーに3歳の息子を乗せてきた女性(31)=大阪市=は「子どもたちが生きていく場所をこれ以上汚させたくない。原発が唯一動いているのが関西電力。関西人として黙って見ているわけにはいきません」と力を込めました。

 大阪府枚方市から友人と一緒に来た女性(29)は「原発はありえない施設。ウランを掘る時点から汚染をまき散らし、運転中も事故の危険と隣り合わせ。作業員は被ばくし、後処理には何万年。事故が起きてもやめないなんて信じられない」と話しました。

 日本共産党の清水忠史衆院比例予定候補が駆けつけました。

京都

 京都市の関電京都支店前では、約200人が、「原発いらない 大飯を止めて」「命が大事 子どもを守れ」と声をあげました。

 夏休みで関西に帰省中の人たちも参加。父の実家のある滋賀県から、ツイッターで行動を調べて駆けつけた女子高生(2年生)=佐賀県=は、「小さな子どもに『原発いらない』と言わせる社会は悲しい」と参加し、マイクデビュー。

 宇治市から小学3年生の息子と来た女性(43)=千葉県=は、「夫は毎週、官邸前の行動に参加しています。小さな声でもあげずにはいられない」と話していました。

 日本共産党の穀田恵二衆院議員・国対委員長、はら俊史衆院2区予定候補も参加しました。

神戸

 神戸市中央区の東遊園地には市民ら200人が集まり、原発ゼロへの思いを訴えました。

 神戸市灘区の女性(55)は「テレビで福島の女の子が『私子どもを産めますか』と話すのを見ました。自分の娘にあんなことを言わせたくない。おとなががんばらないと子どもたちの未来はありません」とアピールしました。

 参加した神戸市須磨区の男性(33)は「(原発推進派に)嘘ばかりつかれている印象です」と話していました。母親と参加した神戸市北区の高校3年の男子(18)は「インターネットや本で読んだ政府や関電の組織の腐敗は思った以上で、まるでフィクションみたいです」と言い、伊丹市の男性(69)は「孫が(昨年)3月15日の雨に埼玉でうたれました。どんなことがあっても原発はなくさなければいけません」と話していました。

奈良

 「原発なくす奈良県連絡会」準備会は、関西電力奈良支店前で、夕立の中、アピールしました。

 ツイッターやフェイスブックで呼びかけた「脱原発・奈良でも行動」実行委員会は、JR奈良駅前でミニ集会を開催。参加者は、「『原発反対』の意思を表明したい」「子や孫にどういう自覚を持っていたか示さなくてはならない」などと抗議行動に参加する思いを交流しました。

 今回で4回目の参加という男性(37)は、「夏が終わりになって『計画停電』が脅迫だったことが明らかになった」と怒りをにじませていました。

滋賀

 滋賀県では、ばいばい原発・守ろうびわ湖住民運動連絡会が呼びかけた抗議行動が大津市の関西電力滋賀支店前で行われ、約100人が駆けつけました。

 会場に一番乗りした女性(62)=大津市=は「チェルノブイリの事故以来、放射能の恐ろしさを感じていました。自分のできることは行動にうつすべきだと思い、初めて参加しましたが、勇気をもらいました」と話していました。

名古屋

 名古屋市の関電東海支社前では400人以上の市民がそれぞれの思いを込めた旗やプラカードを持ち寄って、「関西電力大飯原発を止めろ!」「子どもを守れ、再稼働は撤回!」の声を響かせました。

 参加した大学生の女性(22)は、「放射能の影響にかんして驚くような情報もあるけれど、いろんな話が飛び交っていて原発に懐疑的な人も意識が散り散りになっていると思う。日本には声を上げにくい風潮もあるけれど、その中でこうして行動する人がいるのはうれしい。無関心な人にもっと浸透して大きな声に発展してほしい」と話しました。


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