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2012年8月10日(金)

引き続きクボタ・国の責任追及

兵庫尼崎アスベスト訴訟 国会内で報告会

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 大手機械メーカー「クボタ」の旧神崎工場(兵庫県尼崎市)がもたらした周辺住民のアスベスト被害について企業責任を初めて認定した7日の兵庫尼崎アスベスト訴訟神戸地裁判決を受け、同訴訟原告団・弁護団と、アスベスト被害からいのちと健康を守る尼崎の会は9日、国会内で報告会を開きました。

 同判決は、同社と国を訴えた2遺族のうち、父親を亡くした山内康民さんの訴えにもとづきクボタの責任を認め、3195万円の賠償を命じました。一方、他の遺族の訴えは退け、国の責任も認めませんでした。

 山内さんは、「クボタは加害責任を、国も何もしなかった責任をとり、救済ではなく補償をしてもらいたい」と強調。引き続き「クボタの道義的、社会的責任」を追及したいと語りました。

 弁護団の八木和也事務局長は、判決が大気汚染防止法にもとづいてクボタの責任を認めたことなどにふれ、「これまで公害闘争をしてきた先達の成果の大きさを感じた」と強調。これまでクボタが提示してきた「救済金」を賠償に改めさせたいとのべました。

 「会」の粕川實則事務局長は、アスベスト被害は今後も出てくると指摘。引き続きたたかって国の責任を明確にし、「アスベスト検診を全国どこでも受けられる体制づくり」を国に求めるとのべました。

 
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