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2012年8月5日(日)

「核兵器のない世界」実現へ

原水爆禁止世界大会・広島 開会総会

展望開く世論と運動

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 原水爆禁止2012年世界大会・広島の開会総会が4日、広島市で開かれました。海外代表を含め6800人が参加。原発ゼロを求める空前の行動をはじめ、国内外で広がる市民の声と行動が国を変え世界を動かそうとしている流れのなかで、「ノーモア・ヒバクシャ、ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ」の叫びを世界に響かせ、「核兵器のない世界」の実現へ、世論と運動のうねりをつくろうとの決意にあふれました。


写真

(写真)原水爆禁止2012年世界大会広島の開会総会に参加した人たち=4日、広島県立総合体育館グリーンアリーナ

 日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の坪井直(すなお)代表委員(87)と広島県原爆被害者団体協議会の金子一士(かずし)理事長が紹介されました。あいさつした坪井氏が被爆体験を語り、「夜明けは近いとみています。生きている間に核兵器がなくなることを信じています」とのべると、参加者は拍手で応えました。

 全労連の大黒作治議長が開会宣言。主催者報告をした冨田宏治・国際会議宣言起草委員長(関西学院大学教授)は、核兵器の使用は人類と文明に対する犯罪であり、疑う余地のない「非人道性」だと強調。「核兵器全面禁止のアピール」国際署名をはじめ、さまざまな行動を通じて、核兵器禁止条約の交渉開始を求める広範で強固な多数派を国際的に形成しよう、と呼びかけました。

 冨田氏はまた、脱原発の世論と運動との連帯を発展させ、いかなる核被害者も生み出さない未来を、力を合わせてつくり上げようと訴えました。

 各地の代表が登壇し、地域ぐるみの署名や原爆写真展のとりくみ、米軍欠陥機オスプレイ配備反対のたたかいなどを報告しました。

 松井一実(かずみ)・広島市長が来賓あいさつしました。キューバ、マレーシア、ノルウェーの政府代表があいさつし、世界の非政府組織(NGO)代表が禁止条約の交渉開始を求める草の根の運動を紹介しました。


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