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2012年7月25日(水)

オスプレイ 低空訓練 高度60メートル

配備に伴う米軍文書で判明

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 日米両政府が配備を強行しようとしている米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイが、本土で行う低空飛行訓練で、地上200フィート(約60メートル)での実施を想定していることが24日、分かりました。オスプレイ配備に伴う米軍の「環境レビュー」(6月13日公表)の付属文書に記載されていました。

 航空法が定める最低安全高度は人口密集地で300メートル、それ以外で150メートルとなっており、高度60メートルでの飛行はこれを大幅に下回るものです。住民を危険にさらす訓練であり、オスプレイ配備への反発はさらに強まりそうです。

 付属文書によると、東北から九州にかけて延びる六つの低空飛行訓練ルートで現在、訓練を行っているFA18戦闘攻撃機やAV8B電子攻撃機などは高度500フィート(約150メートル)での飛行を想定。これに対してオスプレイは、夜間・早朝(午後10時〜午前7時)は高度150メートルとしていますが、それ以外の時間帯は高度60メートルでの飛行を想定しています。

 これとは別に、オスプレイの「訓練マニュアル」で、固定翼機を相手にした「防空戦闘演習」でも最低高度は60メートルと定められています。(本紙21日付既報)

 米軍の低空飛行訓練に関する1999年の日米合意は、「在日米軍は、国際民間航空機関(ICAO)や日本の航空法により規定される最低高度基準を用いて」いると明記しており、これと明確に矛盾します。


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