「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2012年7月22日(日)

きょうの潮流

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 きょうは大暑です。暦の上では、大暑から立秋までが夏の最後の16日間。折りしもプロ野球は、オールスター戦を終え、今週から熱い後半戦に入ります▼そんなとき、プロ野球選手会の新井貴浩会長が「苦渋の選択」を語りました。今のままでは来年3月予定の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加しない、と。1回目、2回目とも日本代表が優勝しているのに、なぜ?▼不公平への抗議です。大会のスポンサー収入の7割を日本の会社がもたらしているのに、収入はすべて米メジャーリーグと同選手会がつくる会社に入る。利益が出ると、3分の2がアメリカ側に、日本には13%しか配分されない…▼もともとWBCは、米チームの試合でもアメリカの人が審判をつとめるなど、不公平が目立ちました。国際大会にふさわしい公平さを求めるプロ野球選手会の決断は、日本を平等な存在として認めるようアメリカ側に迫ります▼「我々の世代が、安易な妥協のもと参加することは、将来の日本の野球に負の遺産を相続するという、禍根を残すことになりかねない」。選手会の決議です。“日本野球のもつ価値をアメリカに永遠に奪われてはならない”との考えも明かしています。わが国の政権を担当する人たちにも聞かせたい言葉です▼危険きわまる米軍機オスプレイの配備一つにも、異議を唱えられない野田政権。日本の平和国家としての独り立ちをみずから拒み、「安易な妥協」を重ね「負の遺産」を積み上げています。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって