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2012年7月21日(土)

高度60メートルの低空訓練も

オスプレイ海兵隊マニュアル 井上氏質問主意書で指摘

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 垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、海兵隊の訓練マニュアルが、日本の航空法令で規定する非人口密集地域での最低安全高度150メートルを大幅に下回る低高度で訓練を実施するよう定めていることが分かりました。日本共産党の井上哲士参院議員が20日に提出した質問主意書の中で明らかにしました。

 低高度での実施が定められている訓練の一つは、「防御戦闘演習」(DCM)と呼ばれるもの。米海兵隊の「MV22B訓練/即応マニュアル」(2010年3月)によると、DCMは固定翼機を相手に実施するもので、オスプレイの最低高度を200フィート(約60メートル)と定めています。

 もう一つは、「低空戦術」(LAT)という訓練です。

 米海兵隊の「航空訓練/即応プログラムマニュアル」(11年8月)によると、オスプレイのLATは「地形回避の技能の向上を目的として地上500フィート(約150メートル)を下回る高度で飛行することを意図する」と規定しています。

 井上氏の質問主意書は、こうした訓練を日本のどこで実施する予定なのか具体的に示すよう要求しています。

 同時に、日米両政府の合意(1999年)では米軍機が日本の航空法令の制限高度と同一の基準を適用するとしていると指摘。同法令に抵触する低高度での飛行を規定した訓練マニュアルは「当該合意の趣旨に反する」とただしています。


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