2012年7月8日(日)
僕らの未来考えよう
原発なくそう「NO NUKES 2012」開幕
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舞台上のスクリーンに「THINK」「NO NUKES」の言葉が映し出され幕が開けた会場は、歓声と拍手に包まれました。7日、「脱原発」のメッセージを掲げた音楽フェス「NO NUKES 2012」が千葉県の幕張メッセで始まりました。音楽家の坂本龍一さんが呼びかけ、ソウル・フラワー・ユニオンやBRAHMANなどのアーティストが賛同して実現したものです。
会場いっぱいの参加者は、音楽に合わせて体を揺らしたり手拍子を鳴らしたり、思い思いに楽しみました。
手拍子に迎えられ最初に演奏したのはアジアン・カンフー・ジェネレーション。ボーカルの後藤正文さんは「NO NUKES」の言葉がデザインされたTシャツを着て登場し、「昨日は雨の中、首相官邸前に行ってきました。一人の市民として安全基準に満たない原発が再稼働されていくことには、賛成できない」と語りました。
「今日は最高に音楽を楽しんでください」と呼びかけたアナログフィッシュの佐々木健太郎さんは「未来が素晴らしくなるように、何か考える一日になったらいいと思います」。
神奈川県座間市から来た女性(38)は、福島でのボランティア経験から、福島はまだ何も終わっていないと感じています。「原発についてよく分からないという人でも、自分には何ができるか考え始めるきっかけになったら」と話しました。