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2012年6月19日(火)

原発ない社会で 自然と共存しよう

リオ+20 人民サミット

福島の有機農家が会見

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(写真)記者会見する菅野さん(前列左)と杉内さん(その右)=17日、リオデジャネイロ(島田峰隆撮影)

 【リオデジャネイロ=島田峰隆】福島県有機農業ネットワークの菅野正寿(すげの・せいじ)理事長と杉内清繁(すぎうち・きよしげ)副理事長は17日、当地で開催中の人民サミット会場で記者会見し、昨年の東京電力福島第1原発事故が農家に与えた被害を紹介、原発のない社会で自然と共存しようと訴えました。

 人民サミットは、20日から始まる「国連持続可能な開発会議」(リオ+20)にあわせて非政府組織(NGO)などが開いています。会見場となった「ブラジル反核連合」のテントには、原発や核兵器の被害に関心を持つ人など60人以上が集まりました。

 二本松市の菅野さんは、風評被害に苦しむ農家が自殺したことや、子どもが屋外で遊べなくなったことなどを紹介。「持続可能な経済というなら農業や林業を大切にするよう世界に訴えたい」と述べました。菅野さんは本紙に対し、「原発は戦争につぐ環境破壊です。原発と有機農業は共存できない」と話しました。

 南相馬市からきた杉内さんは、事故直後から市民が避難を余儀なくされた経験を発言。「福島の事故は、原発が自然環境と人間の生活を脅かすことを実証しました。原発は人の命だけでなく社会そのものを破壊します。原発のない、自然と共存する社会をつくらなければいけません」と述べました。

 ブラジル北東部バイア州に住むマリアナ・モライスさん(28)は「原発の怖さが分かりました。ブラジルにも原発があるので心配。なくしてほしい」と感想を話していました。


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