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2012年5月8日(火)

きょうの潮流

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 大荒れの、というべきか。あるいはジェットコースターのように、というべきか▼最大で9連休となった、今年のゴールデンウイークの天候です。筆者が住む関東地方は、4月下旬こそ好天に恵まれましたが、5月に入ると暗転。後半は長く続く雨空と、晴れわたっていた空を一瞬にして覆う雷雲や突風に襲われました▼最たるものは、関東北部を中心に発生した竜巻と落雷です。一夜明けて、その猛威が明らかになりました。竜巻による家屋の被害約1600棟、けが人50人以上、中学生1人が死亡…。映像から伝わる惨状は、まるで空爆されたかのようです。落雷では農作業中の男性1人が死亡し、小学生1人が意識不明の重体に陥りました▼自然災害に、例外は存在しません。竜巻は、福島原発事故からの避難者も容赦なく襲いました。避難先である茨城県つくば市の雇用促進住宅を直撃。住民は全員、避難を余儀なくされました。被害に遭った一人は、「こんなに何度も被災するとは…」と、ため息をもらしました▼自然災害の発生を抑えることはできませんが、発生を予測し、被害を最小限に抑えることはできます。それは、政治の責任です。気象庁が茨城県に「竜巻注意情報」1号を出したのは、発生の十数分前。平均風速毎秒50〜69メートル相当に当たる竜巻への注意情報としては、遅いのでは。改善の余地は大いにあります▼連休が終わった7日、関東地方では気持ちよい青空が広がりました。しかし、災害の怖さも痛感した連休でした。


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