2012年4月12日(木)
「本格的議論なかった」
共産党の参加求める
「党首討論」で穀田氏
日本共産党の穀田恵二議員は11日、国会内で記者会見し、同日行われた党首討論について感想を聞かれ、「消費税増税法案をめぐる“手続き論”に終始し、国民が聞きたい問題についての本格的議論はなかった」と述べました。
穀田氏は「大きな政策方向、国のあり方について議論するのが党首討論の本来の役割であり、議論すべきは、なぜ増税なのか、社会保障はどうなるのかなど中身の問題だ」と指摘。「党首にふさわしく大所高所から議論を行い、国民に対してどう発信するかが問われている」と述べました。
その上で、みんなの党の代表が初めて党首討論に立ったが、その他の会派の発言が排除されており、不正常なままになっていると強調。「日本共産党に発言させないという不正常な状態を続ける理由はない。日本共産党が討論に参加することは大きな政治を語る意味でも不可欠だ」と語りました。