「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2012年3月18日(日)

東ティモール

2回目の大統領選

失業・貧困対策など課題

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 【ハノイ=面川誠】東ティモールで17日、2002年の独立以来2回目となる大統領選挙(任期5年)の投票が行われました。石油・天然ガス輸出による経済成長の一方で、失業と貧困の深刻化で悪化している国民生活への対策が課題となっています。

 12人の候補者のうち有力視されているのは、ノーベル平和賞受賞者で現職のラモス・ホルタ大統領(62)、東ティモール独立戦線党(フレティリン)のルオロ・グテレス議長(57)、ルアク前国軍司令官(55)の3人。1回目の投票で過半数を得た候補がない場合、2週間以内に上位2人による決選投票が行われます。

 ラモス・ホルタ大統領とグスマン首相による現政権下で、07年から国内総生産(GDP)は10%前後の成長率を維持。一方で、失業率が50%に迫り、貧困ライン以下の国民も01年の41%から昨年の50%近くに悪化しています。

 同国では2006年、元兵士らのデモをきっかけに内戦寸前の事態に陥りました。今年末に国連平和維持部隊が撤退するため、国内の安定維持も課題の一つです。

 大統領選挙は、6月に行われる国会議員選挙の前哨戦にもなっています。

 有権者は62万6503人。即日開票されますが、全国の集計には数日間かかる見通しです。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって