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2012年2月19日(日)

夜間中学校を守って

「日本語学級は大切な宝」

東京で緊急集会

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(写真)「東京の夜間中学校(日本語学級)を守る緊急集会」に参加した卒業生や学校関係者ら=18日、東京都墨田区

 夜間中学校の関係者や市民でつくる「夜間中学校と教育を語る会」は18日、都内で「東京の夜間中学(日本語学級)を守る緊急集会」を開きました。映画監督の山田洋次さんら多くの文化人、教育関係者らが同集会の呼びかけ人になり約40人が参加しました。

 世田谷区立三宿中学校の教員、須田登美雄さんが経過を報告しました。東京都教育委員会は2月に入り突然、日本語学級の在籍期間を1年間に限定する「公立小・中学校日本語学級設置要綱」の改定案を通知しました。施行されれば、学級と教員の数が減り、夜間中学校の存続の問題に関わってきます。

 2010年に日本語学級でボランティア活動をした日本語講師の山本さやかさんが講演。「夜間中学校には学ぶ喜びという学習の原点がある。学習期間を限定して画一的にすることで、夜間中学校の学びの多様性が壊される」と話しました。

 3年前に来日した三宿中学校の卒業生(18)は「日本語学級は大切な宝です。守ってください」と訴えました。

 足立区立第四中学校の卒業生(57)は18年前中国から来日、5年前に同校に入学しました。「卒業証書をもらったとき、これからの人生が広がったと思った。夜間中学校はとても必要です」と語りました。

 同集会には各政党の都・区議が出席。日本共産党からは大島よしえ東京都議、高柳東彦墨田区議が出席しました。


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