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2012年2月14日(火)

シリア反体制派 支援

アラブ連盟外相級会合で一致

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 【カイロ=小泉大介】アラブ連盟(22カ国・機構)は12日、シリア情勢打開のための外相級会合をカイロの本部で開催し、同国の反政府組織を支援することや、国連との「合同平和維持部隊」創設を同安全保障理事会に要求することなどを盛り込んだ決議を採択しました。シリア政府は、ただちにこれを拒否しました。


国連との「平和維持部隊」創設も

 外相級会合で連盟のアラビ事務局長は「シリア人民の流血を停止するために決定的な行動をとる時が来た」と表明。決議は「シリア反政府組織との連絡ルートを開くとともに、政治的財政的支援を行う」とし、そのために反政府勢力が統一するよう求めました。

 停戦監視のための「合同平和維持部隊」についてアラビ事務局長は、先に連盟が派遣していた監視団とは性格が全く異なると強調し、ロシアからも創設への賛同を得られるだろうとの見通しを示しました。決議は「合同部隊」が武装部隊を含むのかについて明確にしていません。

 シリアのユセフ・アーメド駐エジプト大使は12日、決議について「アラブ諸国政府のヒステリー状態が反映されたものだ」として受け入れられないとの声明を発表しました。

 外相級会合ではこのほか、各国がシリア・アサド政権と外交的接触を行うことを停止することで一致。チュニジアのラフィク・アブデッサレム外相は会合で、アラブや欧米などの「有志国」でつくる「シリアの友人」グループの初会合を24日に同国で開催する意向を表明しました。


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