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2012年2月1日(水)

秘密交渉で米国要求押し付け

TPP 国益損なう 紙議員追及

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(写真)質問する紙智子議員=31日、参院予算委

 日本共産党の紙智子議員は31日の参院予算委員会で、環太平洋連携協定(TPP)が秘密交渉で進められ、米国の不当な要求が押し付けられることを明らかにして、「参加は、はっきりやめるべきだ」と野田佳彦首相に迫りました。

 紙氏は、TPP交渉内容を4年間、秘匿する合意があることをニュージーランド政府が公式発表し、野田首相も志位和夫委員長の代表質問に対し認めていることを指摘。「首相がAPEC(アジア太平洋経済協力会議)で明言した情報公開の約束は果たせなくなる。国民的議論の前提は崩れた」とただしました。

 野田首相は「(情報を)出せるものは出していく」と答えるだけ。紙氏が米韓FTA(自由貿易協定)では、批准過程が議会にも国民にも十分知らされず、いま大問題になっていることをあげると、首相は「米韓関係についてコメントは差し控える」と逃げました。

 紙氏は、バーシェフスキー元米通商代表部(USTR)代表が「日本との関係では韓国から引き出した以上の譲歩を求めたい」と述べていることをあげ、「日本とは無関係ではない」と批判。米通商代表部が意見公募した国内業界の対日要求(113件)を紹介しました。(別表)

 紙氏がコメなどの重要品目などをあげ、「どう対応するのか」と問いつめると、野田首相は「配慮しつつ高いレベルでの経済連携をはかる」というだけ。紙氏は「米国の利益にそったもので、日本の国益を損なうことは明らかだ」と述べ、TPP参加をやめるよう強調しました。

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