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2012年1月14日(土)

四国の全原発停止

伊方2号機が定期検査入り

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 四国電力伊方原発2号機(愛媛県伊方町)が13日、定期検査のため運転を停止しました。同原発は1号機が昨年9月、3号機が同じく4月に定期検査で運転を停止しており、四電の原発全3基が止まりました。

 伊方原発をめぐっては、昨年12月に16都県300人の市民が運転の差し止めを求めて提訴。原告団は、原発の直近にある世界最大級の活断層「中央構造線」の引き起こす大規模地震による重大事故の危険性と、福島原発事故で国が「安全性」の根拠としてきた耐震性や設計の指針の誤りが明らかになったと指摘しています。

再稼働せず廃炉要求

愛媛県と四電に共産党県委

 四国の全原発停止について日本共産党愛媛県委員会(林紀子委員長)は13日、見解「伊方原発を再稼働せず廃炉の決断を」を発表するとともに、県に再稼働を認めない態度表明を、四国電力には廃炉計画を立てるよう申し入れました。

 林委員長と佐々木泉県議、遠藤素子八幡浜市議ら6人が申し入れました。

 申し入れでは、伊方原発3号機が運転開始した1994年以降初めて全基停止となったことについて「四国では原発由来の電力はゼロとなり、原発なしで四国の電気は確保できることが証明される。再稼働反対の世論と国民的な運動の広がりがもたらした成果だ」と指摘。「県民の安全を守るため、原発建設と原発の危険に反対する運動を続けてきたものとして、伊方原発を再稼働させない世論の高揚を呼びかける」として県と四国電力に再稼働断念・廃炉の決断を求めました。

 県の山口道夫原子力安全対策推進監は「再稼働については何も決めていない。白紙」と従来の見解を繰り返しました。四電は「早期再稼働へ全力をあげる」と安全無視の姿勢を示しました。


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