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2012年1月8日(日)

司法試験合格者 就職難・借金増が壁

給費制廃止が拍車

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 “法律家の卵”が就職難と経済難に直面し、弁護士の道を断念している実態が、若手弁護士や学生らでつくる「ビギナーズ・ネット」に寄せられた声でわかりました。猛勉強の末、超難関の司法試験に合格しながら昨年11月末からの司法修習を断念した若者の声が「ネット」によせられました。


 「まず貸与による借金を懸念しました。法科大学院だけでなく、大学のころから奨学金を借りていたため、さらに借金をしたときの返済額を考えると…。また就職難では明るい未来を感じることができません」

 こんな無念の思いを寄せたのは、3回目の新司法試験で合格したビギナーズ・ネットの会員です。弁護士をあきらめ、4月から公務員として働くといいます。

 こうした背景の一つには、今年度の司法修習生から始まった貸与制の導入があります。修習の1年間、専念義務があるためアルバイト禁止となっています。これまでは、この期間の生活費用として、国から給与(給費)が支給されてきました。

 この給費制が昨年11月で廃止。国が修習生に生活費を貸す貸与制が始まりました。

 日本弁護士連合会(日弁連)が2010年に行ったアンケートでは、司法修習生の53%が法科大学院の学費などで、平均318万円の借金を背負っていることが分かっています。給費制が廃止になったことで、貸与制で借りる300万円ほどが加わることになります。

 さらに弁護士の就職難も影を落としています。

 昨年12月に修習を終えた新64期修習生は1991人。

 報道などによると、昨年12月15日時点で、1423人が弁護士登録し、170人ほどが判事と検事になりました。しかし残り400人(21・9%)が弁護士登録をしておらず、過去最悪の結果となっています。その前年の同時期と比べると倍増しており、就職難の深刻化がうかがえます。


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