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2011年11月16日(水)

東電 また黒塗り要求

操作手順書公開めぐり

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 東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)1〜3号機の事故時運転操作手順書の公開をめぐって、同社と原発メーカー2社が14日夜、経済産業省原子力安全・保安院にあらためて黒塗りするよう求めました。

 手順書は、衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会が提出を求めてきたもの。東電は当初、知的財産保護や安全上の支障となるとして、ごく一部についてそのほとんどを黒塗りして内容がわからないようにして提出しました。

 同委員会があらためて提出を求める中、保安院が法律に基づいて命令し、ようやく黒塗りしないものが同院に提出されました。東電はその際、過酷事故(シビアアクシデント)時の手順書では9割を、その他二つの手順書を含めると約5割を黒塗りするよう求める意見を文書で提出しました。手順書は10月24日、保安院から衆院科学技術・イノベーション推進委員会に提出されましたが、公開されたのは一部にとどまっています。

 東電は今回、これまでとほぼ同じ範囲を黒塗りするよう要求。東電と同じ沸騰水型原発を運転し共同開発を行っている東北、北陸、中部、中国、日本原子力発電の各電力会社およびGE日立ニュクリアエナジー・インターナショナル・エルエルシーは東電の要求範囲以外の黒塗りを要求しませんでしたが、東芝と日立GEニュークリア・エナジー2社はそれ以外の範囲も黒塗りするよう要求しました。


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