第3回中央委員会総会 志位委員長の結語

 

第3回中央委員会総会 志位委員長の結語

2017年12月3日


 みなさん、2日間の総会、お疲れさまでした。私は、幹部会を代表して討論の結語を行います。

大きく豊かな成果が得られた歴史的総会となった

 まず、総会の全体の特徴ですが、たいへんに大きな、そして豊かな成果が得られた歴史的総会となったと思います。

 討論では、2日間で54人の同志が発言しました。幹部会報告が積極的に受け止められ、深められました。とくに市民と野党の共闘を前進させながら、いかにして日本共産党の躍進をかちとるか――共闘と躍進の統一的追求という、3中総の主題が深められました。

二つの国政選挙で、すべての都道府県で共闘を経験――党が鍛えられつつある

 市民と野党の共闘の経験と教訓が豊かに語られました。2016年参院選では、野党共闘は1人区に限定されましたが、総選挙では、参院選では複数定数区だった都道府県も含めて共闘が取り組まれました。参院選と総選挙の二つの国政選挙で、全国すべての都道府県で共闘を経験したということになります。

 これはわが党にとって重要な意義をもつ経験であります。討論では「共闘の取り組みを通じて党全体が鍛えられた」との発言がありました。共闘ということになりますと、他の政党と交渉する力が必要です。市民団体のみなさんと協力する力も必要です。そういう力を全党が二つのたたかいを通じてつけ、鍛えられつつある。このことは、民主連合政府をになう党への発展を展望しても、重要な前進の一歩だと思います。

前衆院議員の奮闘、参院予定候補の決意――新たな躍進にむけ全力を

 討論では、前衆院議員のなかから4人の同志が、元気いっぱいの奮闘の様子を語りました。これらの発言は、全党を励ます発言であり、日本共産党ならではの立派な姿が示されたと思います。東京、京都、大阪の参院選挙区予定候補者の同志から必勝の決意が表明されました。「比例を軸に」をしっかりすえつつ、すでに豊かな実績が試されずみの宝の議席を絶対に守り抜き、新たな躍進をかちとるために全力をあげようではありませんか。

全国からの感想、「しんぶん赤旗」電子版、「JCPサポーター」制度について

 幹部会報告は、インターネット中継され、全国で1万421人が同時視聴しました。837通の感想文が中央に寄せられました。感想文を読みますと、総選挙結果に「残念」と思っていたが、幹部会報告を視聴して、「残念が確信、展望に変わった」という感想がたくさん寄せられています。そして新たな躍進をかちとるために、党を丸ごと理解してもらう取り組み、党の自力をつける活動への強い決意が述べられています。

 「しんぶん赤旗」日刊紙の電子版、「JCPサポーター」(仮称)制度は、大歓迎されています。昨日、千葉県のある女性からメールをいただきました。この女性は電話やメールで、ぜひ「サポーター」制度をつくってほしいという熱烈な要望を寄せてくれていた方です。「サポーター制度ができれば、できることを何でもやりたい」というような意見を寄せていただいた方なのですが、昨日のメールには、このように書いてありました。

 「本日の総会に取り上げていただけますこと、嬉(うれ)しく思います。お電話もメールも無駄ではなかった、と噛(か)みしめております。前向きな議決がなされることを願ってやみません。追伸。我が家も今月から赤旗日曜版を紙でとらせていただくことにしました」

 たいへんにうれしいメールであります。ぜひよいスタートを切れるようにしたいと考えております。

市民と野党の共闘――築かれた信頼の関係を、発展させたい

 討論では、市民と野党の共闘について、いろいろな角度から、全国の教訓と課題が語られました。

政党間、市民連合、労働組合――三つの信頼が広がった

 幹部会報告では、総選挙で得た最大の財産は、全国で新しい「共闘の絆」がつくられ、新しい友人、新しい信頼を得ることができたことにあると強調しました。討論を聞いて、本当に大きな財産を築いたということをあらためて実感しました。

 三つの信頼が広がったと思います。

 第一は、政党間の信頼です。わが党が支援してたたかい勝利した候補者が、選挙後、党の県・地区事務所に感謝のために次々と訪問されたことが報告されました。発言で共通して語られたのは、他党の政治家がたたかいのなかで変化しているということでした。「共闘」という言葉を使わなかった候補者が、市民と野党の共闘のたたかいを通じて、「共闘の力で勝利できました」と言うようになったことが報告されました。新潟の市民連合の共同代表の方は「政治家は選挙を通じて生まれ変わる」と述べておられますが、そういう変化が起こりうる。共闘を通じて、相互にリスペクト(尊敬)し、ともに勝利をめざしてたたかうなかで、信頼が強まる方向に発展していくよう力をつくしたいと思います。

 第二は、市民連合のみなさんとの信頼です。総選挙のたたかいを通じて、全国の市民連合のみなさんとわが党との強い信頼と協力の関係が築かれたと思います。北海道の「市民の風」の上田文雄共同代表(元札幌市長)が、宣伝カーの上から「ぜひ比例は共産党へ」と演説されたということが報告されました。埼玉の立憲主義回復をめざす「オール埼玉総行動」の責任者の方が、選挙後の会議で、「日本共産党の決断はたいしたものだ。共産党の決断が立憲勢力の前進の最大の貢献となったことは間違いない」と語られたことも紹介されました。市民連合のみなさんとの信頼の絆は本当に強まったということを実感いたします。

 第三は、労働組合などとの信頼です。この間、「総がかり行動実行委員会」がつくられました。これは、労働運動のナショナルセンターの違いをこえた画期的な共闘組織として生まれ、発展しています。そういうもとで、各地で自治労や日教組傘下の労働組合との協力・共同が広がったことが報告されました。そのなかで、わが党候補への支援の動きも起こったとのことであります。これはある意味では歴史的な、たいへんに重要な変化であります。

それぞれの地域で、協力・共闘の関係の発展に努力しよう

 この間の2回の国政選挙で野党共闘に取り組むなかで、わが党も支援して勝利をかちとった他党・他会派の国会議員は、衆院では小選挙区で勝利した32人と比例代表で「復活当選」した23人の合計で55人、参院では1人区の11人です。くわえて13年参院選で勝利した沖縄選挙区の糸数慶子さん。合計で67人になります。さらにそれにくわえて議席は得られなかったが多くの候補者の方々とも全国で協力関係がつくられています。特に、社民党、新社会党とは、党本部間で相互支援を合意してたたかい、信頼関係が強まったと思います。そのことは討論のなかでも、多くの同志が語ったことであります。

 野党統一候補で勝利した衆院議員から「これからは私を使ってください」と言われたということも述べられました。中央としても努力していきますが、それぞれの地域で、協力・共闘の関係の発展にぜひ努力していただきたいと思います。共通の課題での共同のたたかいを大いにすすめる。国政選挙でさらなる共闘の発展のための協力をすすめる。日常的に連携・協力した取り組みをすすめようではありませんか。

「党綱領を語り、日本の未来を語り合う集い」――法則的活動の発展を

党活動全体を発展させる「推進軸」と位置づけ、日本列島津々浦々で

 次に、「党綱領を語り、日本の未来を語り合う集い」についてです。討論では、すでに全国でたくさんの素晴らしい経験が生まれていること、大きな威力を発揮していることが語られました。

 福岡の岡野県委員長から、福岡西部地区の別府(べふ)支部の経験が紹介されました。この支部は、559人に後援会ニュースを届け、月1回の「集い」に取り組んできた。前回総選挙から、毎年党員を1~2人を迎え、日刊紙読者6人増、日曜版読者10人増となり、「『集い』が、選挙の日常化、後援会づくり、党建設の真ん中にすわっている」という報告でした。

 富山の火爪(ひづめ)県議の発言では、地元の小学校区で、4年間で60カ所以上の「集い」を開いている経験が述べられました。地元の問題、議会の報告、日本共産党について語り合っているとのことでした。こうした日常的な取り組みを力にして、16年前には、3支部・党員37人だった党組織が、5支部・党員100人超に前進し、党員の有権者比は1%を超えたとの報告でした。

 埼玉・北部の柴岡地区委員長の発言では、「集い」を気軽に、ハードルを下げて、だれでも取り組めるようにと、努力している経験が語られました。読者に「あなたのお宅で『集い』を」と呼びかけて取り組んでいるとのことでした。「読者の数だけ『集い』ができる」との発言でありました。

 「集い」が、党を強く大きくする法則的活動であることは、全党の実践で試されずみであります。「集い」を、党活動全体を発展させる「推進軸」と位置づけて、文字通り、日本列島津々浦々で、気軽に、繰り返し、双方向で開こうではありませんか。

「集い」の意義づけについて、党の未来社会論を大いに語ることについて

 「集い」の意義づけについて、幹部会報告では3点述べました。積極的支持者を増やす、党勢拡大を進める、共闘を発展させる――この3点を述べたわけですが、討論ではこの点も深められました。

 討論で、共闘をともにたたかった市民のみなさん、党の支持を広げてくれた市民のみなさんと話してみると、「共産党の支持を広げるのに苦労した」とずいぶん言われたということが、発言されました。「いろいろと出てくる党への疑問に答えられなかった」ということでした。こういう方々に党の理解を広げることは、共闘の未来にとっても重要だということが強調されました。市民の側からも、「党の素晴らしさを伝えるのはあなたがた党の責任でしょう」と提起されたとの発言もありました。まさに党の責任として、党の素晴らしさを、ともに選挙をたたかった方々に伝えていく必要があります。

 「集い」にかかわって、討論で、党の未来社会論を語ることに挑戦したいという発言が次々に出されました。これはたいへんに大切なところです。大阪の清水同志は、「未来社会論を語るのにいささかも躊躇(ちゅうちょ)、気後れがあってはならない。ここにこそ党の最大の魅力がある」と語りました。「この問題での党に対する疑問への答えのなかに、党の最高の魅力がつまっている」という発言もありました。未来社会論を語ることに、正面から取り組もうではありませんか。この問題に正面から取り組み、これをクリアしたら、まさに党を丸ごと支持してくれるようになるでしょう。党への誤解、いろいろな「壁」はすっかりなくなることになると思います。日本共産党が「共産党」たるゆえんは、資本主義をのりこえる未来社会――社会主義・共産主義の社会をめざすことにあります。党の未来社会論という、日本共産党の最大の魅力を伝える取り組みに大いに挑戦しようではありませんか。

党員拡大を根幹にすえた党勢拡大――討論で深められた三つの点について

 党員拡大を根幹にすえた党勢拡大についても、討論で深められました。結語では、討論をふまえて、三つの点を強調したいと思います。

「共闘の時代」にふさわしい党づくりに取り組もう

 第一は、「共闘の時代」にふさわしい党づくりに取り組もうということです。

 一つは、市民と野党の共闘、日本共産党の躍進――この二つの大仕事に取り組むことが求められる新しい時代に入るもとで、共闘と躍進の両方をやりぬく力を持った党が必要となっているということです。幹部会報告で述べたように、これをやりぬくには、「いまの党勢はあまりに小さい」。これが総選挙の最大の反省点であります。

 いま一つは、政党関係で考えますと、まともな共闘相手の政党が生まれるもとでは、共闘相手をリスペクト(尊敬)するという姿勢を貫きながら、同時に日本共産党の独自の値打ちを伝えぬく力が必要になります。わが党が国政選挙で独自のたたかいをしていた時代には、安倍自公政権を批判して、野党にもこういう問題点があると述べ、わが党の値打ちを語るという押し出しをやりましたが、「共闘の時代」に入ったもとでは、そういうやり方は適切ではありません。共闘は相互にリスペクトしてこそすすみます。同時に、日本共産党の独自の値打ち、日本共産党ならではの値打ちを大いに語る。その力をつけなくてはならない。それをやることができる質量ともに強い党がどうしても必要です。

 「共闘の時代」は、これからも続きますし、これからこそ発展させなければなりません。まだ始まったばかりです。「共闘の時代」を、前に進めることを展望したら、その最大の力は強く大きな党をつくることにある。そういう大きな位置づけをしっかり握って取り組もうではありませんか。

総選挙後の情勢――いま強く大きな党をつくる条件は大いにある

 第二は、総選挙後の情勢のもとで、いま強く大きな党をつくる条件は大いにあるということであります。

 千葉の浮揚(うきあげ)県委員長が次のように発言しました。「24歳の青年が『入党したい』と訪ねてきました。『共産党がこれだけ役割を果たしたのに選挙で後退した。これではダメだ。だから私が入って共産党を強くしたい』。そこで、綱領を読んでもらい入ってもらいました。こういう思いが『赤旗』購読の申し込みのなかでも次々とあらわれています。購読の申し込みをいただいたので届けに行って話し合ってみたら、『政治活動をやりたい』と言っているので、綱領を渡してもう一度話し合って支部と面接して入党した人も2人います。党への期待を感じる情勢です」。こういう発言でありました。

 京都の渡辺府委員長は、総選挙後、複数の教員が入党している経験を語りました。「今度の選挙結果を受けて、『もうためらってはいられない』、『自分が身を投じて一緒に頑張るんだ』という決意で入党してきています。共通しているのは、綱領を読んでもらって、党の姿を丸ごとつかんでもらったうえで自主的に入党していただいていることにあります。総選挙で国民との関係で新しい信頼を得ました。党勢拡大の新しい条件を、私たちが総選挙のたたかいで切り開いたのです」。こういう発言でした。

 総選挙での日本共産党のたたかいぶり、そしてその結果を見て、この党を一緒に大きくしたい、そのために自らが入党したいという動きが起こっていることは、たいへんにうれしいことであります。「JCPサポーター」制度も、市民のみなさんから提案が寄せられたものでした。そういう新しい条件をくみつくした党勢拡大をやろうではありませんか。「一緒にこの事業をすすめましょう」という思い切った呼びかけをしていこうではありませんか。

どうやって党勢拡大をすすめるか――党大会決定に答えがある

 第三に、どうやって党勢拡大をすすめるか。これは全党のみなさんが苦闘し、模索し、探求している問題だと思いますが、党大会決定に答えがあることが討論で浮き彫りになったと思います。

 大阪・木津川南地区の能勢(のせ)地区委員長の発言は、たいへん学ばされる深い中身があったと思います。次のような発言でした。

 「第25回党大会を前後してたくさん入党者を迎えましたが、同時に多くの離党者を生み出してしまいました。何がいけなかったのか。『規約にもとづく党づくり』が欠けていました。入党の基準を低め、新入党員教育すら放置していました。素晴らしい人を迎えても、支部会議に参加しなければ、党員として成長できません。そこに気づき、支部指導の観点を変えました。そこに党大会決定での『楽しく元気の出る支部会議』の提起が背中を押してくれました。支部会議の開催への援助を強め、新たに12の支部が会議を開いたり、回数を増やし、96・5%の支部が会議を開催するようになりました。党大会決定の全党員読了の努力によって、支部の政治的団結、一人ひとりを大切にする気風、連帯感がつくられ、『長いこと活動してきたが、いまが一番楽しい』という声が出されています。『楽しく元気の出る支部会議』と一体に、独自の激励を機関がやり続けてこそ、党建設の前進をつくることができます」

 私は、この発言を聞き、率直な反省から新しい前進を開始したことが、リアルに真剣に語られたことに胸を打たれました。やはり持続的に法則的に前進する党をつくらなければなりません。たくさん増やしても、多くの離党者をつくってしまったら、いつまでたっても強い党はつくれません。「規約にもとづく党づくり」「楽しく元気の出る支部会議」――これを全党に定着させる努力と一体に、党勢拡大の独自追求をはかってこそ、持続的に法則的に前進する党をつくることができる。このことを木津川南地区委員会の取り組みは語っているのではないでしょうか。

 三重の大嶽(おおたけ)県委員長の発言も、たいへん印象的なものでした。「三重県では、党員と日刊紙読者を前回総選挙時比で上回って総選挙をたたかいました。総選挙後、支部の討議で、自力が足らないということはみんな痛感していますが、『自力をつくる自力がない』と言う。どうするか。やはり大会決定です。大会決定には前大会期から前進した経験がまとめられています。大会決定に立ち戻って、大会決定で党をつくるということしかありません。3中総の討議のさいに、大会決議第5章(党建設の章)をあらためて党機関でも支部でも論議する必要があります」

 党大会決定の党建設の方針というのは、全党の経験と教訓を踏まえ、全党の英知を総結集してつくった方針であります。この方針を、掛け値なしに全面的にやりぬいて、党勢拡大の新たな上げ潮をつくろうではありませんか。

党の世代的継承――条件と可能性、民青同盟を強く大きくすることについて

 討論では、党の世代的継承について、たいへん活発に議論されました。

条件と可能性は大いにある――中学校の生徒の模擬投票から

 ここでも条件と可能性は大いにあることが討論で出されました。

 ある中学校での生徒の模擬投票が報告されました。社会科の先生が「これから3年後にあなたたちも投票権を持つから、今からしっかり公民の学習をしよう」と、各党の総選挙政策をすべて取り寄せて学習し、家族や知人にインタビューし、いろいろ議論もしたうえで模擬投票をした。そうしたら共産党が1位だったという話でした。これを紹介した同志は、「15歳で素晴らしい、社会に対する問題意識をいっぱいもっている。大いに希望はある」と語っていました。

 私は、選挙後、民青中央のみなさんとの懇談で、「若いみなさんの総選挙での対話の中身はどうでしたか」と聞きますと、「若者のなかに、共産党についてのマイナスイメージがあるわけでは決してありません」という答えでした。ただ「知られていない」という。いわば「白紙」の状態です。ですから理念・政策を伝えれば、支持がどんどん広がる状況があるということでした。若い知性・理性に働きかければ、若い世代のなかに党をつくることはできる。私たちが、ぜひ信頼をもって、若いみなさんのなかに飛び込んでいきたいと思うんです。

強く大きな民青同盟をどうつくるか、党が果たすべき仕事はどこにあるか

 幹部会報告では、民青同盟を強く大きくする仕事に全党をあげて取り組もうと訴えました。討論で、多くの同志が、民青を強く大きくする取り組みについて語りました。小山農(みのる)民青中央委員長は、民青のみなさんのなかで幹部会報告が強く歓迎されていることを述べるとともに、意気高く強く大きな民青をつくることの決意表明がされました。中央委員会総会で、民青の拡大についてこんなに議論されたのは久方ぶりだと思います。

 山形の本間県委員長は、若者の願いにこたえる活動に取り組みながら、民青を大きくする活動に取り組んでいることを報告しました。子どもの貧困に関心をもつ学生の気持ちにこたえ、何か社会の役に立ちたい、もっと学び交流したいとの要求にこたえた活動に取り組み、その活動に民青県委員長、党地区委員長も参加し、交流を深める中で、民青同盟員を増やしているという経験でありました。本間同志は、「社会の役に立ちたい、もっと学び交流したいとの要求にこたえる場」をつくること、そしてそうした場をつくりながら、民青と一緒に加盟を訴えることが、民青を強く大きくする「新たな鉱脈」だと思うと発言しました。

 東京の関口青年学生部長は、東京で年間250人の民青同盟員を増やしていること、さらに大きく前進させる決意を語りました。関口同志は、党の結びつきを生かして民青を拡大する取り組みなどは大切だが、同時に、それにとどまらず、「民青が民青自身の結びつきで拡大できるように」なるよう援助していると強調しました。さらに、「民青自身が、新しい仲間を迎えたいとなるような魅力ある班活動」をつくる援助をしていると発言しました。そういうなかで、班長のいる班が3割から7割に、班会議をやっている班も3割から7割に前進しているとの報告でありました。

 これはたいへん大事な観点だと思います。やはり、青年を大きく増やす主役は青年自身であります。私たち党が果たすべき仕事は、党の結びつきを生かして民青を拡大することにとどまらず、民青同盟のみなさんが自分たちの力で大きく増やしていけるように民青同盟を援助する。学習を中心に援助し、成長の手助けをする。これが私たち党が果たすべき仕事であります。

 党大会決議は、民青同盟について、「その存在と活動は、若い世代の未来をひらくうえでも、日本共産党の未来にとっても、かけがえのないものである」と述べました。この「かけがえない」組織を、強く大きくする仕事に、全党あげて力をそそごうではありませんか。

3中総決定、党大会決定の徹底について

 最後に、決定されるであろう3中総決定と、党大会決定の全党員への徹底について述べます。

3中総決定を読み、具体化し、ただちに実践に踏み出そう

 静岡の山村県委員長は次のように発言しました。「3中総報告が、逆流を乗り越えるために果たした党の役割について丁寧に述べている内容を、全国的な視野に立って、確信をもって県内に伝えきる。そして、その目で、県内の動きをもう一度事実に基づいて、正確にとらえ確信につなげることが大切です。静岡県党でこそ3中総報告を学ぶことが決定的に重要です」

 同じことは、全国どこでもいえると思います。市民と野党の共闘というのは、全国でいろいろな発展段階があるわけです。その全体をトータルに総括し、教訓を引き出したのが、今度の3中総報告です。全国的視野に立って、総選挙の結果と課題、参院選・統一地方選挙でいかに躍進をかちとるかをつかむためには、3中総決定を全党員のものにすることがどうしても必要であります。

 指導的同志――都道府県・地区役員のみなさん、支部長・支部委員のみなさん、地方議員のみなさんは、2週間以内――12月17日までに3中総決定を読み、その中身を大いに語る先頭に立とうではありませんか。決定を全党員に届け、全党員が読了するために、あらゆる手だてをとろうではありませんか。そして、12月中にはすべての支部で討議し、具体化しようではありませんか。「わが支部、わが地区、わが県をこう変える」という大志とロマンある目標を立て、ただちに実践に踏み出そうではありませんか。

3中総報告のすべての土台には党大会決定――全党員読了に新たな決意で挑戦を

 3中総決定徹底とあわせて、党大会決定の全党員読了に、気持ちを新たに挑戦することを重ねて訴えたいと思います。3中総報告のすべての土台に党大会決定があります。そして、大会決定は3中総報告の前提となっています。

 私は、今年1月の党大会の中央委員会報告のなかで、党大会にむけた全党討議で、高知県のある党支部長が、「決議案は宝石箱だ。何度読み返しても新しい発見がある。決議案の縦糸は綱領、横糸は私たちのたたかいで、すばらしい織物ができた。世界と日本のたたかいが響きあっていると実感する」――こういう決議案への感想を語っていたことを紹介しましたが、みんなの知恵を集めてつくったこの「宝石箱」、「何度読み返しても新しい発見」のある、全党の知恵を集めてつくった決定を、全党員のものとし、日々の指針として活動する気風を全党に定着させようではありませんか。

 中央役員のみなさん。この中央委員会総会が、2019年の参議院選挙、統一地方選挙の新たな躍進にむけて、新しい前進がスタートした総会となるよう、全力をあげて奮闘しようではありませんか。

この12月から党勢拡大で必ず前進に転じよう

 そして最後に一言、訴えます。この12月から、党員拡大を根幹とする党勢拡大で必ず前進に転じて、新しい年を迎えようではありませんか。報告では、来年――2018年の位置づけについて語っています。しかし、このたたかいのスタートは12月だということを強調したい。この12月から党勢拡大で新たな前進を必ずかちとろうではありませんか。3中総決定の徹底・具体化をすすめながら、12月から必ず前進をかちとる。この仕事を、中央役員みんなの知恵と力を結集して、最初の関門として、まずはやり抜こうではありませんか。そのことを最後に訴えて、討論の結語といたします。ともに頑張りましょう。

 (c)日本共産党中央委員会