自民党の憲法改定の企ての危険な内容を全面的に明らかにする
[付]自由民主党「日本国憲法改正草案」
安倍内閣のもとで、憲法を改定する現実の危険が迫っています。
安倍首相が宿願とする憲法9条改定で何が起きるのか。さらに、全条項にわたる改憲案では何がねらわれているのか。国民主権の原理は?恒久平和の理念は?基本的人権は?議会制民主主義は?地方自治は?その全体像を条項に即して明らかにし、批判する。
「しんぶん赤旗」で「解剖自民党改憲案」として連載され、注目を集めた内容に、一部加筆して刊行。
〈目次〉
- 天皇中心の国家へ 憲法が憲法でなくなる
- 前文から「破棄」したもの 不戦と平和的生存権
- 9条2項削除 武力行使の歯止め消す
- 「国防軍」の活動 平和の秩序に挑戦
- 緊急事態法制 「人権」停止、服従義務も
- 人権の大幅制約 「公の秩序」優先に転換
- 基本的人権各論 結社・労働権に制限
- 「家族」条項の新設 古い価値観の復活
- 統治機構 首相権限強化図る
- 地方自治 役割狭め「道州制」狙う
- 改憲手続き緩和 権力への縛りを解くもの
- 歴史の逆流 日本国憲法の根本を否定
【資料】自由民主党「日本国憲法改正草案」