戦前の理論史と野呂栄太郎
――一九三〇年代に焦点をあてて
不破哲三
- 野呂の「日本資本主義発達史」と「二七年テーゼ」
- 三〇年代初頭の情勢とコミンテルンの動揺
- 『日本資本主義発達史講座』の計画はこうして進行した
- コミンテルンの急転換――「三二年テーゼ」への結実
- 『講座』編集のただなか、野呂、党再建の非合法生活に入る
- 平野と山田の論稿に見る 言論弾圧との果敢で知的なたたかい
- 大戦下にも読み継がれ、戦後の世代に引き継がれた
写真:『日本資本主義発達史講座』と26歳の野呂栄太郎
平和的手段による安全保障――東南アジアの経験と今後の方向
森原公敏
「平和的安全保障」への転換を
●日米安保「絶対神話」からの脱却
川田忠明
新自由主義、軍事大国化の政治に終止符を打つためには何が必要か
渡辺 治
橋下「維新の会」を撃つ(上)
●時代に逆行する勢力は、国民の願いの受け皿になりえない
小松公生
インターネットを活用し、社会変革をさらに前へ
●普通の市民がネットでつながり、官邸前に集まる時代に
田村一志
男女平等の社会へ、社会進歩の歴史にかさねて(中)
●女性の権利拡大の流れと日本社会の変革
広井暢子
消えた年金 なぜ中小企業の年金基金はだまされたか
河村健吉
シリーズ・高校生の成長と高校教育の再生・創造・発展をめざして③
高校中退調査からみえてきたもの
乾 彰夫
特集 戦争の被害と加害を受けつぐ
私の東京大空襲の体験と戦後のあゆみ
早乙女勝元
国際社会に孤立する日本――日本軍「慰安婦」問題の解決を巡って
大森典子
「戦争と障害者」研究ノート
岸 博実
〈シリーズ〉職場支部への系統的・継続的な援助を
支部会議の定例開催の努力がひらいた前進への実感
河合秀和
民主党の選挙制度改悪案提出と国民運動 平井 正
暮らしの焦点
日本の異常なパワハラをどう根絶するか 笹山尚人
文化の話題
[美術]存在感増すアラブ美術 武居利史
[写真]韓国人写真家の"視点" 関 次男
[映画]「原爆の子」と新藤兼人 伴 毅
メディア時評
[新聞]オスプレイ配備強行に新聞は 金光 奎
[テレビ]抗議行動の広がりにマスメディアは 沢木啓三
スポーツ最前線
原監督一億円供与 異常な球界とメディアの対応 代田幸弘
本棚
『対米従属の正体』ほか
グラビア
重慶大爆撃の被害者たち 鈴木賢士