連載インタビュー企画 あなたの想いをカクサ〜ン! vol.6
小曽館 育子

まいど。今回はいつものインタビューと違って、ウチのトモダチで、子育てをがんばってるイクメンの酒井 亮さんが、ウチに共産党の「子育て」と「教育」の政策について話してほしいっていうねん。逆インタビューやな。ほな、酒井さん、はじめよか。

酒井

はい。ありがとうございます。

小曽館 育子

酒井さんは、いつも保育園の送り迎えがんばってんやってなー。

酒井

再来年からウチの子も小学校なんですけど、今いじめのことがマスコミでもずいぶん取り上げられてますよね。やっぱりそのへんが気になってて、小学校は今どうなってるのかなーと。 共産党は、教育問題に力を入れてますけど、いじめ問題についての政策について教えてください。

小曽館 育子

それはな、
ここにまとまってるんや。
どーん!

酒井

「どーん」って(笑)

小曽館 育子

いじめ自殺が報道されるたび、ほんまにつらいよなー。共産党としても「これはなんとかせなあかん」ってチームつくって、いろんな人たちに聞き取りをしてつくったもんなんや。

酒井

大事なことですね。中身についてお話いただけませんか。

小曽館 育子

ほんなら、まずは
この「いじめ対応」の
提案骨子がええかな。
どーん。

酒井

「命最優先」。そのとおりですよね。それに「情報」。何かあったら保護者にもきちんと知らせてほしいっていうのも、同感です。

小曽館 育子

そうやろ。全国には、子どもが死ぬまでいじめられたり、それを学校が隠蔽したりと、ひどいこともいっぱいあるやん。(ジュナン 「ヒドイッシュ。」) でもな、そんな学校ばかりやないねん。ある中学校では、言葉のいじめがひどかった時、何度も子どもたちで本音出して話し合って、「上下関係で縛られ、つよく言われたら言い返せないなんて本当の友人じゃない」って学年で宣言を出したんや。全国でもいじめを克服した学校、命を辛くも救った学校がある。悪かった例・解決できた例、全国のさまざまなケースを分析して、実践的な提案にしたんやで。

酒井

「解決できる」っていうのが未来がありますよね。前向きで、育子さんみたいですね。

小曽館 育子

ありがとー。(ジュナン 「シャンキュー。」)

酒井

共産党は、全国でシンポジウムもやってるじゃないですか。

小曽館 育子

そうやで。各地で、お母ちゃん・お父ちゃんたちもおおぜい参加して、話し合ってるんや。教育委員会から参考に聞きに来てくれる人もいるしな。

グラフ
酒井

私の街でもやってほしいですね。

小曽館 育子

もちろんや。
もうひとつパンフでいってるのは、いじめの要因のことやで。共産党は、子どものいじめがここまで深刻になったんはなんでなんかを考えて、その要因をなくさなあかんと思ってるんや。もとを絶たなきゃアカンからな。

酒井

私の子どものころは、キャラを演じたりして、ありのままの自分でいるのが大変な空気もあって、“いじられ”と“いじめ”は紙一重でしたね。それにしても、最近のいじめは、ものすごく陰湿らしいですけど、子どもが変わっちゃったんですかね? 

小曽館 育子

生まれた時は昔も今も変わらんはずや。育つ環境が変わったんとちがうやろか?
子どもたちは忙しくなってるでー。昔みたいに夕方までみんなで遊んで、たまに喧嘩して、仲直りする仕方を覚えてっていう暮らしやったら、人間関係もこんなふうにならないと思うんや。

酒井

私の友人の子どもたちも、塾や習い事に通ってますよ。「子どもの能力を伸ばしてあげたい」「授業についていけるように」っていう親心はとてもよくわかります。わが家でも、どうするか考え中です。

小曽館 育子

悩むところやなー。それから、家庭も大変や。遅くしか帰れない親もおるし、子どもがいる人でも、単身赴任やリストラだってあるやろ?

酒井

保育園でも「午前さま」のパパがたくさんいて、「イクメン」は気持ちだけでできるもんじゃありませんよね。男性の働き方やそれをとりまく社会が変わらないと…。

グラフ
小曽館 育子

世界から見ても、日本の働き方はひどすぎるらしいで。ヨーロッパの人から見たら、夕食を家族全員でとらないなんておかしーっ! 信じられない!って思うんやて。一家の団らんもままならない、子どもはたっぷり遊べへん、学校はテスト競争。これじゃあ子どももストレスたまるで。
見てみい。自民党の「構造改革」から雇用が不安定になって、国民の貧困が広がったんや。それと校内暴力の増え方ドンピシャや。

酒井

先日、保育園のクラスの親子65人で大BBQパーティーをやりました。カッコつけていわせてもらうと、子どもたちのためにも、大人が手をつなぐ必要があると思ってとりくんでいるんです。…って、そんな理由つけて、お酒飲んでるんですけどねー。

小曽館 育子

いいことやってるやん。
さーて、子どもたちも待ってるし、そろそろ帰ろか…。

酒井

あ、ちょっと待って! 今日は、ウチの子どもが小学校に入っていじめにぶつかった時、どう対処すればいいかを聞きたかったんです。

小曽館 育子

酒井さんとこみたいに、大人が手をつないでいれば大丈夫や! でも、もし子どもがいじめられたら、「お父ちゃん、お母ちゃんはあんたを守るで」って言って、子どもをしっかり守ってな。「やられたらやり返せ」とか「あんたにも問題あるんちゃうの?」とか、困っている子に「要求の言葉」は禁物やで。

酒井

さすが育子さん! 先輩母さんの言葉、心にしみます。どこに相談したらいいか困ったときは、育子さんに頼っていいですか?

小曽館 育子

もちろんや! 先生やまわりの親や、専門家のなかにも必ず頼りになる人がいるで。1人で悩まんと、そういう人たちに相談すればきっといいアドバイスをくれると思うわ。
それから、酒井さんの地元にも、共産党の議員さんがおるやろ? 全国に共産党の議員は2700人もいるんやで。それに、どの街にも共産党の支部がある。困ってる人のためにがんばるのが共産党のモットーなんや。その人たちの周りにもやさしさのネットワークありや。気軽に相談してみいや。

酒井

頼もしいなー。「子どもの最善の利益」のために大人が力を合わせたいですね。

小曽館 育子

そういう社会、一緒につくっていこうな。あなたの想いを、カクサ~ン!(ジュナン 「カクシャーン!」)