第6講 TPP参加でコミケが危ない!?

昼かもしれませんがこんばんは、俵米太郎です。3分でわかる!?政策講座、今回の講義は、TPP(環太平洋連携協定)。日本の食と文化をこよなく愛する、おらが担当します。

おらはこんな姿かたちしてるから、コメのことばっかり考えていると思ってるっぺ? いやいや、なんの。おらは、日本の文化全般を愛する日本男児なんだべ。実は、クールジャパンの代表格、マンガやアニメも大好きだっぺ。

安倍首相がな、去年12月の総選挙公約をポイッと捨てて、TPP交渉に参加するって表明したのは知っとるか? 自民党の総選挙のポスターに、「TPP断固反対。ウソつかない。ブレない」って書いてあったのを、おらっちの村でも見たべさ。(インタビューvol.3 参照)それなのになぁ、選挙が終わったら平気でウソついてなあ。ブレまくりだべ。

んで、おらもあんまり頭にきたで、TPPの関連項目っつうものをじっくり読んでみたんだべな。そしたらな、このなかに、若い衆に大人気の「コミケ」にかかわる項目があったっつうわけなんだべよ。

それはな、「著作権侵害の非親告罪化」っつう、ちょっと難しい項目なんだけどな。これは、著作権を侵害した人を、作者からの告訴がなくても検察が起訴・処罰できるっつうことらしいんだべ。つまりな、当局がこの作品は著作権を侵害してるっつうふうに判断したら、起訴されるっつうことだべ。これは、マンガ好きにとって、たいへんなことなんではないべか? だってよ、マンガの同人誌なんかは、既存のコンテンツのパロディが多いっべさ。つうことはよ、同人誌のような2次創作物が著作権侵害っつうふうにされる可能性があるってことだべ?

そういえば、2010年12月に改定された「東京都青少年健全育成条例」にも共産党は反対したんだっぺさ。あのときは、この条例が、マンガやアニメなどの性描写・表現の規制対象を恣意的に拡大しかねないっていう問題をはらんでいることを共産党都議団が追及してな。共産党は、表現・出版の自由を守ることを大事にしてるっつうことよ。

俵米太郎

マンガやアニメ好きの若い衆! こんどのTPPはコメ問題だけじゃないっべ。表現の自由など、国民生活のありとあらゆる分野に影響を与えるっつうことをわかってもらえたべ? 全国ウン十万人の「コミケ」ファンのみなの衆、TPP交渉参加に一貫して反対して、んでもって、表現の自由を守ることを大事にしてる共産党といっしょに立ち上がるっぺ!