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2018/02/20

JCPSインタビュー
「2人からでもできる!」 共産党と
楽しいイベント

2017年衆院選投票日の3日前に突如現れ、Twitter上で旋風を巻き起こした〝共産党のジャイアン〟こと香西かつ介サポーター。選挙後はGFC(ジャイアンファンクラブ)に名称を変更し、ユニークなイベントを次々と行っています。中心メンバーの、ひげたまさん、HIROMIさんに話を聞きました。

――1月に皆さんが開いた「リアルとことん共産党」が注目されていますね。

1518742709622-news.jpgひげ もともとその日、地域の共産党が小池晃さんを呼んだ「新春のつどい」を計画していたんです。香西さんからGFCに「普段は共産党の集まりに来ないような人に来てほしい。何かアイデアないですか?」と相談があった。正直、演説会みたいな政治イベントに正月から行こうとは僕だって思わないけど、選挙中にネットで見た「とことん共産党 小池さんになんでも聞いてみよう!」は面白かったなーと思って、「ああいうのをやってみたら?」と言ってみました。軽い気持ちで。

HIRO 「つどい」の後の時間帯に「とことん」をやろうとなったんだけど、最初は小池さんが残れるかどうかも分からなくて。それが残れることになり、あれよあれよという間に司会の朝岡晶子さんも来てくれることになって。「朝岡さんが来る」と決まったときは、TwitterのGFCグループが騒然となったよね(笑)。

ひげ 「小池さんも朝岡さんも来ちゃう!やばい!」となって(笑)、一気に本気度があがった。Twitterでは、綺麗な本気バナーを皆で作ってガンガン流しました。

――「なんでも聞いてみよう!」をやりたいと思ったのは、なぜですか?

ひげ 一方的な演説会にはしたくなかった。共産党の人の演説って、大事なことを訴えてることはよく分かるんだけど、「ああ、いつもの話ね」とか「共産党の人は全員似たようなことを言うよね」という印象になっちゃう。だけど、「自衛隊なくすんですか?」みたいな、漠然とある疑問、共産党を応援する上でちょっとひっかかるようなことを、ぶっちゃけきいてみる企画なら、行きたいと思うんじゃないかと。

HIRO 「共産党が政権とったら人民服を着せられる」とか、いろんなデマがありますよね。誰かにそういうことを言われたとき、「そうじゃないってよ」って言いたい気持ちが、私たちの中にもあるんですよね。

――2月には「資本論トークライブ」を開きましたね。「サポーター企画で資本論?」って、ちょっとビックリしたんですが。

ひげ あれはメンバーの1人のROYさんが資本論について香西さんと話したいということで企画したんです。

HIRO 40代、50代くらいの世代を中心に25人くらい参加したかな。

ひげ 前半はROYさんと香西さんがトークして資本論の内容を解説するみたいな感じでした。で、後半は香西さんがホワイトボードを持ち出して、「ここに200円のあんパンがあります。その値段はどうやって決まるかというと…」と話を始めました。

HIRO 私はそれまで「利潤?なにそれ?」という感じだったんだけど、「あんパンなら私分かる!」ってなって(笑)。

ひげ そこからはさらに盛り上がったよね。資本論に描かれているイギリスの工場労働者の状況を聞いて、「今もそうだよね。俺たち働かされまくってるよね」って話が出たり。

HIRO 参加した人みんながしゃべれて、楽しい企画になりました。

――共産党が「つどい」を企画して、そこにお誘いするパターンが多いですが、サポーターの皆さんが企画して、そこに共産党の人を呼ぶというやり方も新鮮でいいですね。

HIRO そうですね。「働き方」の問題とか、みんな興味あるし、しゃべりたいんじゃないかな。

――ところで、お二人が共産党の応援をするようになったきっかけは?

HIRO 都議選のとき、友達に誘われて藤田りょう子さんの勝手連に入ったのが最初でした。勝手連だから、いろんな人が応援していた方が効果的だと思い、パパママサポーターズを4人で立ち上げました。衆院選のときには「東京3区は香西さんか。街宣近いし行ってみようかな。でもあのポスターじゃ、友達に『入れて』とは広げにくいなあ…」というようなことを考えながら行きました。何回か街宣に行くうちに、ひげたまさんと知り合ったんです。

ひげ 僕は去年2月に大田区に引っ越してきました。前に住んでいた場所では、共産党に選挙で入れたこともあったと思うけど、「他にないから」みたいな消極的な選択でした。今回の衆院選のとき、希望の党のバタバタにショックを受けて。その後、立憲民主党ができたけど、東京3区は立憲が候補者を立てなかったので、僕としては共産党の香西さん一択でした。それでも正直、共産党はこわいというか、過激で非現実的な主張をする政党というイメージがありました。ただ、当時はわりと時間があったので街宣を聞きに行ってみたら、すごくまともで。香西さんも普通に話ができる人で。それで、綱領とか政策も初めて読んでみたんですよ。そしたら、驚くほど普通で。それまで「おかしな主張をしている党だから支持が伸びないんだろう」と思ってたけど、「こんなに普通のことを言っているのに支持が伸びないの? なんで? おかしくない?」と思いました。

――なるほどー。本当に、お二人とも最近なんですね。

ひげ そうです。街宣を何カ所か見に行ったんですが、応援している人に若い人が少なくて人手も足りてないように見えたので、自分から申し出てビラ配りをしたり、動画を撮ってSNSにアップしたりしました。「一人勝手連」という感じで。HIROMIさんとは街宣で何度か一緒になって、「お茶でも」となったんです。で、「残り3日だけど何かやる?」という話になって…。

HIRO 「今からやって効果あるかな?」と思ったけど、やらないよりはやった方がいい、いろんな人が応援している姿が見えた方がいいと思ってTwitterアカウントを立ち上げました。「勝手連活動は2人からでもできる」ってことは強調したいですね。

ひげ アカウントを立ち上げるのは1人でもできるけど、相談しながらやれた方がいいので、2人がいいですね。

――もっとたくさんいるように見えていたけど、最初は2人だったとはビックリです。

1518742745001.jpgHIRO そう見えていたなら嬉しいな。

ひげ 選挙が終わって11月に、ジャイアンサポーターの集まりを持ったんです。香西さんが選挙中に知り合ったアカウントに声をかけて、来てもらって、集まったメンバーで「ぶっちゃけトーク」をしました。「共産党に入るって、出家みたいなもんでしょ」とか、かなりきつい意見も出ましたね。

HIRO そうやってつながったメンバーで、Twitterグループを作って連絡を取り合いながら活動しています。GFCカナダ支部もあるんですよ。Twitterで香西さんを見て応援したくなったと言って、カナダからジャイアンTシャツを送ってくれた人がいるんです。「海外からはこう見える」という意見が、とても参考になります。

――今後はどんな活動を考えていますか?

HIRO 月1回くらいイベントをやっていきたいと思っています。今月はSNS講座を私たちが講師でやります。「Twitterのアカウントは持ってるけど、効果的な使い方を知りたい」という声がメンバーから出たので。

ひげ 大事なのは「ムリしないこと」。僕たちも、いろいろ請け負って抱え込むんじゃなくて、「自分たちがやりたいことをやる」というスタンスです。じゃないとつぶれてしまう。

HIRO そうですね。「あれが足りない」「これをやるべきだ」という意見が出たら、意見を出した人に「あなたがやって」と言っちゃってます。私は写真を撮ることが好きなので、「絵」を考えて企画も立てていきたい。テレビの散歩番組みたいに、街中をジャイアンと歩く企画とか。

ひげ 自民現職などは相当どぶ板もやって地盤を固めています。香西さんを勝たせるためには、今まで選挙に行っていない人に支持を広げる必要がある。「ジャイアンって料理得意なんだ」とか、そういうところにシンパシーを感じて近づいてきてくれる人もいるので、そういう仕掛けを考えていきたい。とにかく勝たせたいんですよ。共産党は正しい政策は持っているわけなので、そこにプラスして香西さんの魅力を引き出して、もっと広い層に知ってもらいたいんです。

――JCPサポーター制度に期待することは。

HIRO 各地にいろんな勝手連がありますよね。人材も豊富だし、ユニークな活動をしているところも多い。そういう情報や、活動のノウハウを、共有できるような仕組みがほしいです。

ひげ 「缶バッジを作りたい」「バナーを作りたい」と思っても、一から調べるのはすごく大変。「ここにデータを送れば、何円くらいですぐ作れる」などの情報がパッととれたらいいですよね。

――とても参考になるお話をたくさん聞けました。今日はありがとうございました。

2018/02/20

2018/02/20

JCPSインタビュー  町田市
議会と市民をつなぐ

東京都 町田市・Nさんに聞きました

東京都町田市に住むNさんは、反原発の官邸前行動をきっかけに市民運動に参加。無党派市民として野党を応援しようと、選挙に関わるようになりました。昨年7月の東京都議選では初当選した日本共産党の池川友一都議を応援する勝手連「U1」で活動。今も町田市長選・市議選にむけて、駅前でプラカードをもつNさんの姿がありました。

 

――JCPサポーターが発足しましたが、Nさんとしてはどのような場になってほしいですか?

すごく大事だと思うのは、自主性です。何かを頼まれるだけの関係ではなく、自分の思いを表現できる場にしてほしい。そのためにも各地のJCPサポーターのみなさんが何をしているのかを紹介してほしいです。グッズも多様性があっていいと思います。私はプラカは手書きを大事にしています。生活感がある言葉で、その日に一番思っていることを書くようにしています。そうして自分から行動を起こすことに意味があると思います。

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――Nさんは、国政選挙だけでなく地方選挙にも積極的に関わっていますね。地方選挙は投票率も低く、関心をもてない人もいると思うのですが、地方選挙の意義をどう感じていますか?

市民の要求を実現するには、市民と議会をつなぐ議員が必要です。私のまわりにも、「同級生だから」というだけで投票先を決める人もいますし、その選択を否定はしませんが、でもそこから先に私たちは進んでいかないといけないとも思います。

いまの市長は、開発、開発というけど、年金や介護で大変な人がたくさんいます。税金をどこに使うのか考えてほしい。例えば町田市には中学校給食がないのですが、給食というは単に保護者が楽をしたいという話ではなく、食育の問題です。食育とは教育です。教育を市がしっかりやっていません。

町田には米軍機が落ちたこともあります。米軍基地は沖縄だけでなく町田の問題でもあります。こういう問題を、私たちの知らないところで決められていいのでしょうか。声をあげたら変わるし、町田市をつくるのは私たちなんだと言っていきたいと思います。

 

――地域における共産党の議員の役割については、どう見ていますか?

私は共産党だけを応援しているわけではないですが、共産党は、市民の思いをまっすぐ訴えていると感じています。現場のリアルな問題を吸い上げていて、よりそう政治をしようとしてくれている。私利私欲ではなく、何十年もまっすぐにやってきた政党なんだと思います。

市民は議会に殴り込みはできません。だから議員を応援する。応援することで私たちの思いを伝える。そういうものだと思います。

 

――地方選挙で市民の力はどう発揮されるものなのでしょう?

地域の共産党の方は、一軒一軒お宅を訪問して、赤旗を増やすとか、後援会とか、署名とかをやっています。地域の事務所に行ってみましたが、忙しくて人手が足りていないのはわかりました。

一度2時間後に行われる集会の資料ができていなかったので、資料を組むのを手伝ったこともあります。だれでもできる作業だと思いますが、それで力になれることがけっこうある。共産党は、市議会議員も、都議会議員も、国会議員も、偉そうじゃない、垣根がない党だなと思います。

地方選挙は1票差もありうる選挙だと聞きました。安倍政権への意思表示としても選挙は大事だと思うので、声をあげる市民の一人として、地元でも声をあげていかないといけないと思っています。

 

――ありがとうございました。

2018/02/20

2018/02/10

市民×山下副委員長
じっくり率直に
意見交流@兵庫

2月4日、兵庫県で「市民と共産党の懇談会」を開催。

「綱領の『農業を基幹的な生産部門に』という点を詳しく知りたい」「共産主義的改革について教えてほしい」「震災被災者の住宅問題をとりあげてほしい」「共産党と市民がどのように協力できるか、お互いに理解を深めあいたい」「選挙協力について突っ込んで話したい」など、2時間半にわたって語り合いました。

参加した方々からは、「初めて事務所に来ました。少し入りにくかったけど、じっくり話せてよかった」「共産主義をマンガなどでわかりやすく伝えてほしい」などの感想と要望が寄せられました。

2018/02/10

2018/02/07

生の迫力に感動!
国会傍聴に
行きました

2月5日、5人のサポーターが衆院予算委員会での志位委員長の質問を傍聴し、懇談会にも参加しました。「テレビで見るのとは迫力が違う」「ヤジってあんなに聞こえるんだ」「共産党の質問力、調査力を感じた」「今までは選挙で入れるだけ。今日初めて生の共産党に触れた」など、感動の体験でした。

サポーターに登録した思いもききました。学生のMさんは「支持政党はないし政治活動もあまりできないけど、今の社会や政治に違和感はある。サポーターは参加の仕方が軽くて、自分でも拡散したりできるのがいいなと」。自営業のNさんは「党員でない一般の人に開いてくれたのが嬉しい。国会傍聴はぜひまたやって」と語っていました。【動画

2018/02/07

2018/02/01

市民×共産党
サポーター相談会開きました!

サポーター相談会開きました!

「JCPサポーター」発足に先立って、どんなサポーター制度にするのか、関東と関西2カ所で、相談会を開催しました。

東京、神奈川、埼玉、京都、大阪、兵庫などから無党派市民が参加。共産党からは、関東では小池晃書記局長が、関西では山下よしき副委員長が出席。「街宣をしていて、通る人と共産党との間に断崖絶壁がある。その間をなだらかな坂にしていきたい」「共産党が正論だと心で思っていても応援は躊躇する人にとって、入ってもぬけてもいい、ゆるくほんわかしたところに」と、市民から直球の意見が次々でて、あっという間の2時間でした。

市民と共産党とが率直に意見を交わせる場を、これからもつくっていきます。

2018/02/01
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