「なんで『出産』が『事故』なんや!?」―命の誕生を議会で「事故」扱いにさせない 倉林明子・京都選挙区候補が変えた規則が全国にも広がる

写真 倉林・井上両候補と加藤京都市議

(写真)演説する倉林明子京都選挙区候補と井上哲士比例候補(左)、加藤あい京都市議(中央)=7月5日、京都市内

加藤あい京都市議会議員(日本共産党京都市議団幹事長)のスピーチ

 私が2004年(の市議任期中)に第一子を出産したとき、とても喜んでくれたのが倉林明子さんでした。倉林さんは当時、日本共産党京都市議団の幹事長でした。

 私が妊娠をしたという事実を知って、まず彼女が奔走してくれたのが、京都市議会の会議規則の改正でした。それまでは出産で議会を休むにも、会議規則の欠席事由――会議を休むときの理由には、「事故」というものしかなかったんです。

「とても嬉しい命の誕生なのに、『事故』扱いされるなんておかしいじゃない」

 倉林さんはそう言って、自民党や公明党など他の会派にはたらきかけて、会議の欠席事由に「出産」を入れるよう、市議会の会議規則を改正させました。「喜ばしい命の誕生を、『事故』という言葉でくくるわけにはいかない」――その思いからの、倉林さんのはたらきでした。とても嬉しかった。

 この京都市議会の会議規則の改定が、2015年には、全国の議会がモデルにする標準会議規則にも反映され、全国の地方議会に広がるきっかけとなりました。

 2018年には国会で「政治分野における男女共同参画推進法」が全会一致で採択されました。この参院選は、それ以降はじめてたたかわれる国政選挙となります。男女平等、個人の尊厳、ジェンダー平等をめざして、京都でも国会でも先頭に立ってきたのが倉林明子さんです。ぜひ今度も国会に行っていただいて、「セクハラ罪はない」などと言っている議員と対決し、ハラスメント禁止や政治分野での女性の参加をもっともっとすすめるという仕事を、国会議員として続けていただきたいと思っています。

 京都選挙区は当落線上で一票を争う大激戦となっています。何としてもみなさんのお力で、比例で共産党を大きく伸ばしていただくとともに、京都選挙区から宝の議席・倉林明子さんを再び国会に送り出してください。

写真 ジェンダー平等をめざす政策について街頭で話す加藤市議=6月24日、京都市内

(写真)ジェンダー平等をめざす政策について街頭で話す加藤市議=6月24日、京都市内

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