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共産党の予算論戦 野党らしい質問に反響

BSE 米の違反記録を暴露

 日本政府は、BSE(牛海綿状脳症)感染の恐れがあると知りながら、米国産牛肉を国民に食べさせてきた―。日本共産党は、農水省がひた隠す数々の秘密を、国会で白日のもとにさらしました。

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パネルをかかげ質問する紙智子議員=8日、参院予算委

紙議員が米国調査で入手したBSE違反記録資料

 紙智子参院議員は国会質疑に先立つ二月、米国でBSE問題の調査にあたりました。ワシントンでは米農務省や市民団体などと懇談。農務省では、安全管理体制をめぐり、二時間もやりとりしました。調査の成果は、質問に生かされます。

 紙氏は、米農務省食品安全検査局が作成した「BSE違反記録」を入手。三月八日の参院予算委員会で膨大な文書の中から、日本に輸出している食肉工場が、農務省が定めた危険部位除去手続きに常習的に違反していた事実をあばきました。

 紙氏は、米国のずさんな安全管理体制を指摘し、政府を追及。中川昭一農水相や川崎二郎厚労相は、概要報告を受けただけだと認め、内閣府の食品安全委員会も、まったく議論せずに、“ゴーサイン”を出したことが明らかになりました。

 紙氏は四日、米国でBSE牛が確認される一年も前に、農水省が、感染の恐れを指摘する文書を作成していたことを公表。農水省は釈明に追われ、日本農業新聞(七日付)が「米国BSE 発生一年前に指摘」と報道。『週刊現代』(四月一日号)も、「武部勤幹事長が握り潰した『狂牛病リポート』」「44ページの黒塗りペーパー」と取り上げました。

「しんぶん赤旗」2006年3月28日(火)付から


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