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共産党の質問 小泉政治の根源突く

米牛肉輸入 米国いいなりただす

 成田空港で特定危険部位の脊柱(せきちゅう)付き米国産牛肉が発見されたのは、国会開会日の一月二十日でした。

 日本共産党国会議員団の紙智子農水部会長・参院議員は「多くの国民の不安や反対の声を押し切って輸入を強行した政府の責任は重大」とコメントを発表。米国内すべての日本向け牛肉処理施設の厳重な査察を行い、必要な措置をとるべきだと求めました。

 同じ牛肉輸入でもカナダとは指定施設の立ち入り検査を合意しているのに、米国には「代表的サンプル」の評価で済ませています。紙議員は二月三日の参院農水委員会で、この事実を指摘し、米国に甘い条件での輸入再開を批判。二月下旬には米国現地調査を行いました。

 “輸入再開前に現地調査する”との閣議決定を覆した問題で衆院予算委員会が深夜まで紛糾した一月三十日。高橋千鶴子議員は「閣議決定や国会答弁がこんなにも軽いものなのか」と抗議しました。

 偽りはこれだけではありませんでした。政府は輸入再開後に日本向け(牛肉の危険部位除去の)ラインの現場作業を確認するとしていました。しかし二月十五日の高橋議員の質問で現認していなかったことが明らかになりました。

 輸入再開先にありきで、食の安全よりアメリカとの約束を優先する小泉内閣の姿勢があらわになっています。

「しんぶん赤旗」2006年3月3日(金)付から


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