2023年06月11日号

「官製談合という“亡霊”が跋扈(ばっこ)している」―。岸田大軍拡の一つ、全国約300の自衛隊基地の強靱化事業でささやかれています。同事業に、旧防衛施設庁官製談合事件で問題となった人物や組織が深く関与しているからです。
作家の池澤夏樹さんが長編『また会う日まで』を出しました。異色の軍人だった大伯父の生涯を通して日本の近現代史を描く大作です。作品に込めた思いを聞きました。
4月の統一地方選挙で、2人目出産間もない挑戦で神奈川県川崎市議となった斉藤のどかさんと最年少の25歳で三重県議となった吉田あやかさん。ジェンダーの視点から見た選挙や議会活動について、田村智子副委員長と語り合いました。
愛知県の30代の男性カップルが、同性婚を認めない現行制度は憲法違反だと訴えた裁判。名古屋地裁(西村修裁判長)は、今回、同種の裁判で初めて憲法の二つの条文に違反すると判断しました(5月30日)。
中島京子原作の土曜ドラマ「やさしい猫」でシングルマザーのミユキを演じます。東北の震災ボランティアで出会ったスリランカ人と結婚を約束しますが不運が重なりオーバーステイに。強制送還を命じられ、“入管”に翻弄される家族を描きます。
来年秋に健康保険証を廃止し、マイナ保険証を国民に強要する改定マイナンバー法。参院本会議で自民、公明、維新、国民の「悪政4党連合」などの賛成多数で可決・成立しました(6月2日)。マイナ保険証では、別人の医療情報がひもづけられる誤登録が約7300件発覚。命に関わる危険のある大問題です。
憲法改定原案を発議し、審査することを任務とする衆参の憲法審査会が毎週のように開かれています。改憲をめぐる状況は今どうなっているのか。日本共産党の赤嶺政賢さん(衆院憲法審査会委員)に聞きました。
2011年の東京電力福島第1原発の事故後、関西に避難した人たちなど85世帯234人が国と東電に損害賠償を求めている原発賠償関西訴訟。提訴から10年、大阪地裁で初めての原告への本人尋問が始まりました(5月24日)。
日本共産党は総選挙の躍進に向け、遊説をスタートさせました。志位和夫委員長は3日、横浜市の桜木町駅前で、日本の政治を「もとから変える」党―日本共産党が伸びてこそ、平和と暮らしの切実な願いを実現できると語り、「総選挙で日本の世直しののろしをあげよう」と熱く訴えました。
不規則に揺れる魔球ナックルボールを投げる女性プロ野球選手として話題になった吉田えり投手(31)が、約10年ぶりに本場・米国の男子野球に挑みます。
日本の酪農が今、大きな危機に直面しています。「畜産・酪農の灯(ひ)を消すな」の声を広げ、みんなで牛乳を飲んで酪農家を応援していきたい。酪農家の思いと、牛乳を使ったレシピを紹介します。
スタイリスト・中村のんさんの「おしゃれノート」。今回は今シーズン注目されるデニムのランクアップした着こなしについてです。
16組の職人の師弟を取材した新刊『師弟百景 “技”をつないでいく職人という生き方』が評判です。著者のライター・井上理津子さんに話を聞きました。
難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)患者として、その未来を最新技術で切り開く武藤将胤さん。6年間をおったドキュメンタリー映画「NO LIMIT,YOUR LIFE ノーリミット,ユアライフ」(毛利哲也監督)が公開されます。武藤さんに話を聞きました。
料金滞納で水道を止められた―そこから何が見えてくるのか。原作は河林満の短編小説「渇水」。1990年の芥川賞候補作を30年後に映画にした本作は、現実を深化させ問いかけてくるようです。高橋正弥監督。全国で公開中。100分
性犯罪規定を見直す刑法等改正案が国会で審議中です。その意義について故・ジャニー喜多川氏による性虐待問題から考えてみます。解説してくれたのは、青龍美和子弁護士です。
慢性腎臓病の治療で、食事・薬物療法と並ぶ「第3の柱」として注目されているのが、運動療法です。5月28日号の腎臓体操につづき、有酸素運動と筋トレについて山形県立保健医療大学の上月正博理事長・学長に紹介してもらいました。
オーラルフレイルは2018年から保険適用されたまだ新しい病気です。オーラルフレイル対策の目的は健康寿命を延ばすことです。どのように健康寿命につながり、どういった対策ができるのか、代々木歯科所長の山内真人さんが解説します。
写真連載は6月18日号から、新メンバーになります。