「私たちの思いに沿った提案」「ぜひ実現を」―寄せられた共感の声
被害者支援の充実急務
私たちの思いに沿った提案が盛り込まれており、「人権と尊厳を守る」という日本共産党の姿勢を感じました。
私自身、性暴力の被害者です。性暴力は尊厳を破壊し、生きる力を根こそぎ奪います。激しい汚辱感で被害を話せず、いざ声をあげても「抵抗が足りない」などと責められ、何重にも傷ついてしまう。被害者の沈黙と犠牲の上にあるのが、今の社会です。
政策で掲げた、「同意要件の新設」を含めた刑法改正、被害者支援を充実させることは急務です。また、性暴力被害は回復に何十年とかかります。自助グループへの助成など、長期的な支援も強く望みます。
セクハラ加害者をかばうなど、一部の国会議員の女性蔑視発言には幻滅します。有権者は、当事者に本当に寄り添う議員や政党を見極めようとしています。
日本共産党の議員さんたちは、直接足を運んで私たちの活動をみて、政策に反映してくれました。その真摯さに希望と信頼を感じています。党を超えて、政策の内容を実現してほしい。
踏み込んだ提案 心強い
伊藤和子さん 弁護士
政策は、どれも私が長年弁護士として求めてきた人権の課題とかみ合ったもので、非常に心強く感じています。
性暴力をなくすため刑法改正では踏み込んだ提案をしています。強制性交等罪で明確に「暴行・脅迫要件」撤廃をいい、同意要件の新設を打ち出した党は他にありません。辰巳孝太郎参院議員が予算委員会でこの問題を取り上げました。人権団体や、被害当事者の声を真摯に受けとめた内容です。ぜひ実現してほしいです。
LGBT、SOGI(性的指向・性自認)に関する差別をなくすことも提案しています。これが社会のスタンダードになっていくべきです。性自認や性的指向は、人間の本質に関わる、かけがえのないものです。異性間で認められている婚姻は、同性間でも認められるべきです。共産党など3野党が同性婚を認める婚姻平等法案を提出したことには励まされました。
禁止規定の整備不可欠
性犯罪規定の抜本的改正など日本共産党の政策はどれも時宜にかなっています。タイトルにも、その通りと共感しました。
ハラスメントは他者の尊厳を侵害するものです。ILO(国際労働機関)は6月、仕事の世界における暴力・ハラスメントを禁止する条約を採択します。各国に法整備が要請されることになります。
日本では、5月末に職場でのハラスメント防止をうたう改定女性活躍推進法が成立しました。国会審議に参考人として出席した私は、事業主に防止措置をとるよう求めるだけではなく、「全般的なハラスメント禁止規定が必要不可欠だ」と発言しました。しかし、盛り込まれませんでした。
政策にあるように労働者だけでなく就活生やフリーランスへのハラスメントも許さない法整備が必要です。
いま、個人の尊厳を軽視する風潮に歯止めをかける政権が必要です。この問題に真正面からとりくみ、人権侵害を許さない共産党を私は信頼しています。参院選では野党共闘の要として力をつけてほしい。