総選挙は、全国どの比例ブロックも大激戦のまま8日の投票日を迎えました。日本共産党は7日、志位和夫議長、田村智子委員長、小池晃書記局長を先頭に、最後まで「比例は日本共産党へ」と訴え続けました。
選挙戦では、政策論戦ぬきで高市政権に「白紙委任」をとりつけ、憲法9条改定まで踏み込もうとする高市政権・自民党の危険な狙いが浮き彫りになる一方、多くの党がまともな対決姿勢を示せず、政治全体が右へ右へと傾く中、「今度ばかりは共産党」という声が、日を追うごとに広がりました。
「税金の使い方は共産党がいちばんいい。軍事費削って暮らしへ、大企業に課税、ぜひやってほしい」。田村委員長の演説を聞いていた30代女性の声です。
同時に、大義なき解散ゆえに、何を基準に投票していいか迷っている人も多い。日本共産党の主張は、まだ多くの人に伝わっておらず、とくに比例代表で、多くの共産党候補は「当落線上」か「当落線上への猛追」かの大激戦です。投票箱が閉まるまでの頑張りに勝利がかかっています。(志位議長訴え・小池書記局長訴え)
田村委員長「比例広げぬいて」
(写真)最後の訴えをした田村委員長ら候補者に声援を送る人たち=7日、池袋駅西口
田村智子委員長は、東京都・埼玉県の計6カ所を駆け回り、最後の街頭演説は夜7時から池袋駅前で行いました。厳しい寒さのなか、プラスターを掲げる聴衆、立ち止まって演説を聴く人、手を振って応援する人が相次ぎました。
「比例代表は、わずかな差で1議席獲得か失うかという選挙です。政治が右へ右へ戦争の方へと流れる時、ブレずに立ち向かい政治を変える日本共産党を最後の最後まで広げてください」。田村氏は、こん身の力で訴えました。埼玉県川口市では塩川鉄也、梅村さえこ・両比例北関東ブロック候補が、池袋駅前では宮本徹、谷川智行両比例東京ブロック候補がマイクを握り、「比例は共産党」への支持をよびかけました。
(写真)訴える田村智子委員長=7日、東京都足立区
田村氏は、自身が取り組んできた市民とのストリート対話で、何を基準に投票先を選んでいいか分からない人、高市首相を応援するとしながら政策への期待がない人、ジェンダー平等を妨害する首相の姿勢を知らせると驚く人がいることを紹介。「イメージだけでは白紙委任になってしまう。何か一つでも、要求にてらして各党の政策をみてほしい。高市首相が何をやろうとしているのか知ってほしい」と呼びかけました。
高市首相がやろうとしている一つとして、田村氏は9条改憲を指摘。9条のしばりがなくなれば、海外での武力行使ができるようになってしまうと警鐘を鳴らし、「自衛隊を軍隊にするな、海外で戦って命を落とすようなことはダメだ。これが憲法9条を守るということだ」と強調。「戦争に向かう道にさせない。その願いを共産党に託してほしい」と力を込めました。
田村氏は、どの政党も暮らしを守るというが、違いを見極めるのは財源だと述べ、大企業・大株主最優先の政治に切り込む共産党の政策を紹介。消費税の一律5%減税の財源として、アベノミクス以降に行われた大企業への減税見直し、証券優遇税制の見直しを説き「タックス・ザ・リッチ。富める者に課税をの声をあげ、消費税減税をぜひ実現しよう」とよびかけました。
田村氏は、高市首相が「法の支配」を踏みにじるトランプ米大統領を一言も批判できず、国内総生産(GDP)比5%(30兆円規模)への軍事費増額要求にも拒否できずにいる高市自民・維新政権を厳しく批判。「この道を歩めば暮らしの予算は押しつぶされる。大軍拡の大合唱に立ち向かう共産党を伸ばしてほしい」と訴えました。
高市首相の「台湾発言」について言及した田村氏は、高市氏のほかに、「自ら中国との関係を悪化させる国の指導者はいない」と指摘。共産党は国連憲章や憲法9条の立場で、中国、アメリカ、ロシアなどどの国にも言うべきことを言ってきたことを紹介し、「共産党を広げ、まともな外交ができる日本をつくろう」と語ると聴衆から拍手が起こりました。

