(写真)「ソウル宣言」採択の後、握手を交わす(右から)鄭義溶ICAPP共同議長、志位和夫議長、山添拓参院議員=6日、ソウル(小林俊哉撮影)
【ソウル=面川誠】韓国の首都ソウルで開かれていたアジア政党国際会議(ICAPP)第13回総会は6日、ソウル宣言を全会一致で採択して閉幕しました。宣言は、現在の情勢のもとでICAPPが果たすべき役割として、「政党とその地域ネットワークが、多国間主義を擁護し、分断を乗り越え、世界が競合するブロックに分かれて固定化するのを防ぐ」と明記しました。(宣言要旨・関連記事)
宣言は、「国際関係における一方的な行動、武力の行使または武力による威嚇、国際的義務の選択的な順守が、国際法秩序に対する信頼を損ない得ることを懸念した」と表明し、「国際法および合意された規則は、大小を問わずすべての国家によって一貫して尊重されなければならず、意見の相違は、強制や対立ではなく平和的手段によって解決されるべきであると強調する」と訴えました。
その上で、「必要なのは、対立を招くことなく意見の相違に対処できるようにするための、十分な信頼、予測可能性、自制、および文化的多様性の尊重である」として、「敵対関係にある国々の間でも政治的・外交的な意思疎通の経路を維持すること、一度行った約束を尊重すること」を呼び掛けています。
また、気候危機について、「国際会議で宣言を繰り返すのではなく、即時かつ具体的な行動が必要である」と強調しました。
さらに「人工知能(AI)その他の急速に進歩する技術が、経済発展、保健、教育、行政、科学の進歩に多大な恩恵をもたらし得る」と述べるとともに、AIの軍事的利用などが「深刻かつ最も懸念を生じさせている」と危機感を表明。「高リスクAIに関し、相互運用性のある原則および最低限の安全措置の整備に向けた国際協力」を提起しています。
今回の総会には、日本共産党から志位和夫議長と山添拓参院議員が参加しました。

