(写真)街頭で離島振興を訴えるデニー知事=31日、沖縄県与那国町
「誰ひとり取り残さない沖縄らしい優しい社会」の前進を目指し沖縄県知事選(9月13日投票)をたたかう玉城デニー知事は31日、日本最西端の島・与那国町を訪ねました。共同売店前など3カ所で街頭演説をし「島々の振興なくして沖縄の振興はありません。37の有人離島がさらに輝く政策をつくっていく」と語りました。(関連記事)
デニー知事は、「離島」という言葉でひとくくりにするのではなく、各島に合わせた取り組みが必要だと力説。「それぞれの個性ある魅力を伸ばし、島を継続させていくため課題に向き合っていく」と決意を述べました。輸送コストの支援や子どもたちの島外活動補助について語りました。
訴えを聞いた女性(70)は、進学を機に子どもたちが島を離れる現状をふまえ、「人口減少で町並みが寂しくなり本当に悔しい。Uターン、Iターン者が増えるようにしてほしい」と公営住宅建設の政策に期待を寄せました。自治会役員の男性(64)は、島では通院でも治療費に加え、飛行機代や滞在費がかかると語り、「島には高齢者が多く、医療の補助があれば。島ごとに事情は違う」と訴えにうなずきました。
中小業者、農業者との懇談では、サトウキビ農家の男性が、肥料や資材の価格の伸びに糖価が追いついていないと訴え、「国の軍事費は増えているのに農林水産費は減っている。製糖工場が無くなるようなことになれば島は終わりだ」と話し、農業振興を求めました。与那国町漁業協同組合では、漁業者から特産のカジキマグロの解体の説明をうけ、浮桟橋の設置など港の改善について要請を受けました。
この日、デニー知事は、上地常夫町長と面談。町観光協会や農協を訪問し、県道や老朽化したJA関連施設、民間船舶が利用する港などを視察しました。

