(写真)沖縄県警に申し入れ後、記者団の取材に応じる玉城デニー選対弁護団事務局長の仲山忠克弁護士(左)と山内末子事務局長(中央)新垣邦男事務総長(右)=31日、那覇市
13日投開票の沖縄県知事選を巡り、玉城デニー知事選対は31日、県知事選での街頭演説や集会で妨害行為が相次いでいるとして、候補者の安全確保と警備の強化、公職選挙法違反容疑での現行犯逮捕を沖縄県警に申し入れました。
29日に那覇市で開いた女性局決起集会では、名護市辺野古沖のボート転覆で死亡した同志社国際高校の生徒の顔写真入りのポスターを掲げた人物がデニー知事に接近。「共産党は人殺し」「玉城デニーは詐欺師」などと大声で罵声を繰り返しました。さらに、その後の那覇市内のポイント演説の会場にも先回りして待ち伏せし、同様の妨害を繰り返しました。
県民と歩む会弁護団事務局長の仲山忠克弁護士は、ヤジそのものは憲法で保障された表現の自由の範囲にあるとした一方、一定の限度を超えて演説を妨げれば、公職選挙法が禁じる選挙の自由妨害に当たる可能性があると指摘。「人殺し」などの発言は名誉毀損(きそん)に当たり得ると主張しました。
その上で、選挙は民主主義の根幹であり、選挙運動には公平性と公正性が求められると強調。「具体的な選挙活動に対する直接の妨害が目立っている。単なる迷惑行為ではなく、公職選挙法違反となる選挙の自由妨害が各地で発生している」と訴えました。
デニー選対は、選挙戦が終盤に入るにつれて妨害行為がさらにエスカレートする恐れがあるとして、候補者と聴衆の安全を確保し、公正な選挙運動を保障するため、厳正に対応するよう重ねて求めました。

