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2026年8月14日

2026熊本地震 能登から“恩返し”

ボランティア 片付け作業

 最大震度7を記録した熊本県内ではボランティア団体が被災者支援を行い、若者らが全国から参加しています。発災翌日から同県八代市で家財の運び出しや炊き出し、福岡県筑後市で物資の受け入れなどを行っている「熊本支援チーム」には2週間で延べ836人が参加しています。(日隈広志)


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(写真)倒れたテレビなどを運び出す「熊本支援チーム」のボランティア=11日、熊本県八代市

 「熊本支援チーム」は、2011年の東日本大震災をきっかけに活動を開始し、熊本地震(16年)、能登半島地震(24年)などで支援活動を行っています。

 11日、八代市内の被災者宅に片付けのチーム4人が駆けつけました。タンスやテレビ、本棚、割れた食器など処分する家財が、約1時間で屋外に積み上がりました。気温35度。参加者の額に汗が流れます。20分ごとに休憩を挟みます。

 チームの一人、Aさん(48)は、33年間のとび職で得た「フォークリフトなどの運転資格が生きるのでは」と北海道から車で参加。ボランティアは初めてです。「とび職の現場がないタイミングもあったけど、家屋が倒壊する地震の映像に突き動かされた」と話します。「何ができるのかと不安もあった」と言いますが、家具の搬出順序など素早く指示をします。「大切な思い出の品もある。被災者の気持ちを大事に作業を進めたい」

 片付けを依頼したBさん(60)は積み上がった家財を前に「一人で途方に暮れていました。本当にありがたい」と表情を緩めます。発災直後から隣の知人宅に身を寄せていました。「ようやく持病の精神疾患の薬や仕事道具を取り出せる。生活資金が足りず、早く職場に戻りたい」

 他の被災者宅で片付けにあたったCさん(34)は「能登地震支援チーム」の一員として石川県から複数人で参加しました。実家の家族は能登半島地震で多くのボランティアに支えられたと言います。「少しでも“恩返し”がしたい」

 県によると、八代市や宇城市など4市7町の災害ボランティアセンターには延べ3981人(11日時点)が参加しています。募集を停止しているセンターもあります。

 「熊本支援チーム」で片付け活動のリーダーのⅮさん(32)は「依頼件数は日ごとに増えており、人手は足りない」と話します。民間・行政ともにボランティア受け入れ態勢の拡充が急務だと強調します。「『何かしたい』と思った人は迷わず来てほしい。できることはあります」

 「熊本支援チーム」は電話や公式ラインでボランティアを募っています。