【ブリュッセル=吉本博美】欧州各国の左派・進歩政党が加盟する「欧州左翼党」の第8回大会が17日、ブリュッセルで開幕しました。大会のテーマは「未来を勝ち取ろう。緊縮とたたかい、軍事化を止める」。2日間の日程で、共通政策や行動方針を示す政治文書と改定規約を議論・採択し、新指導部を選出します。日本共産党から笠井亮国際委員会副責任者・元衆院議員が出席しました。
ワルター・バイアー議長は、欧州で格差と人々の分断、軍事化がかつてなく広がる重大局面のなか「大会を通じて、平和と社会正義が優先されなければいけないと明確に発信する」と意義を強調。欧州中の労働者、女性、青年、労働組合、社会的運動に連帯表明し「私たちは、現在と異なる未来を築ける」と訴えました。
来賓あいさつで登壇した笠井氏は、世界の平和に向けて国連憲章・国際法違反の戦争終結、大軍拡阻止、核兵器禁止条約の推進の3点で、日欧の共同をさらに発展させようと提起しました。自身が被爆2世として国会議員を25年務め、欧州各地の反核大集会にも参加し、左派議員らとも協力してきたと紹介。「今こそ『核兵器のない世界』に向けた国際連帯を強めよう」と訴え、会場から大きな拍手を受けました。各党代表から次々と声をかけられ、意見交換や交流をしました。(笠井氏あいさつ要旨)
欧州左翼党 社会主義・共産主義と労働運動、ジェンダー平等、環境保護、平和と人権、国際連帯の価値と伝統を基盤とする、欧州の左派諸政党の連合体。現在は欧州21カ国25政党が正式加盟。加盟政党による国内での行動は厳格に各党の主権に委ねます。欧州連合の欧州議会では左派系最大会派「欧州統一左翼・北欧緑左翼」に所属。2004年5月に結成。ブリュッセルに本部を置きます。

