17日にブリュッセルで開幕した欧州左翼党大会で、笠井亮国際委員会副責任者・元衆院議員が来賓あいさつしました。要旨を紹介します。
(写真)第8回欧州左翼党大会で連帯あいさつする笠井亮幹部会委員=17日、ブリュッセル(吉本博美撮影)
日本共産党を代表し、第8回欧州左翼党大会の開催を祝い、熱い友好と連帯のあいさつを送ります。私たちは、志位和夫議長とワルター・バイアー議長の会談をはじめ、欧州の左翼勢力との交流を深めてきました。世界平和をめぐる三つの課題で、共同を発展させたいと考えています。
第1に、イラン攻撃やウクライナ侵略など国連憲章・国際法違反の暴挙を終わらせることです。トランプ米大統領のイランを「石器時代に戻す」との放言は許されません。外交交渉による戦争終結へ、米国が再攻撃しない保証が必須です。
日本では国民多数がイラン攻撃に反対する中、高市早苗首相がトランプ大統領を天まで持ち上げる対米追随ぶりです。私たちは、自衛隊派兵要求、在日米軍基地からの出撃を拒否せよと求めています。ともに国連憲章と国際法に基づく平和秩序づくりに尽力しましょう。
第2に、軍事ブロックと大軍拡に反対する共通のたたかいを進めることです。トランプ政権の要求に応え、日本でも軍事費GDP比5%に向け空前の大軍拡が進行中で、税収の4割に相当し「軍拡増税」まで導入されました。
「軍事対軍事」の悪循環は、「安全保障のジレンマ」を深めるだけです。わが党は東南アジア諸国連合(ASEAN)と協力し、「排除ではなく包摂」の精神で、東アジアを「戦争の心配のない地域」にする平和構想を提唱しています。全ての国を包み込む「包括的な平和の枠組み」の構築をともにめざしましょう。
第3に、核兵器廃絶に向けた協力・共同です。核大国が核戦力依存を強め、核軍拡競争を激化させていることは、人類にとって深刻な脅威です。核保有国に核軍縮を迫り、「核抑止」論を克服し、核兵器廃絶の展望を開くことが求められています。
「ヒロシマ・ナガサキの惨禍を繰り返させてはならない」と被爆者が先頭に立って築き上げた核兵器禁止条約。被爆80年の原水爆禁止世界大会には、欧州の左翼政党の代表も迎えました。日本と欧州双方で条約署名・批准を推進し、国際連帯を強めましょう。
高市政権は憲法9条を壊そうとし、「戦争国家づくり」を強権的に進めています。国民多数は、改憲を望んでいません。「憲法を守れ」「戦争反対」と、国会を取り巻く若者や女性の新しい運動が広がっています。
アジアと欧州の発達した資本主義国で、私たちは多くの共通課題に直面しています。資本主義の害悪を克服し社会変革の実現へ連帯を強めましょう。

