日本共産党

メニューとじる

すべての記事が読める

赤旗電子版購読お申し込み

2025年12月11日

泊再稼働 知事が同意

北海道 住民の批判無視

 北海道の鈴木直道知事は10日、道議会予算特別委員会の質疑で、北海道電力泊原発3号機の再稼働に同意すると表明しました。(関連記事)

 表明は、自民党道議の質疑への答弁によるもの。鈴木知事は、原子力防災計画が了承されたことや原子力規制委員会の新規制基準を満たしたことを強調。北海道電が電気料金の値下げを示したことや安定供給と脱炭素電源の確保、企業の投資などを理由にあげました。

 道主催の説明会などで示された危険性を指摘する声には言及しませんでした。

 日本共産党の丸山はるみ道議は同委員会で、再稼働の根拠はことごとく崩れていると指摘。同意は未来を読み間違えた判断だと批判し、「到底承認できない。同意判断を撤回するべきだ」と訴えました。

 委員会室の傍聴席は満席。道議会棟ロビーにも道民が駆け付け、知事の表明に対し、抗議の声が上がりました。