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科学記事の紹介 12月

「科学のページ」(隔週の日曜日付)、ニュース面に掲載した最近の記事を、いくつか紹介します。

秋田県湯沢市の市街地にある消防本部に現れたクマ。自動ドアから建物内に侵入して出て行く様子が、建物に設置したカメラに記録されていました=10月20日午前4時すぎ(湯沢雄勝広域市町村圏組合消防本部提供)

クマ 大量出没の背景

【科学のページ 12/14】東北地方を中心に各地で相次ぐクマ被害。里山だけでなく市街地にも拡大するクマ大量出没の背景には何があるのか――。専門家は、環境の変化に危機感をもっています。2000年ごろを境に大きく変化したクマの出没パターンについての分析を紹介。人里への大量出没をクマ目線でどうみるか? 冬眠しない可能性は? 人里に居つく「アーバンベア」の存在は? クマとの共生は? …といった疑問にも答えてもらいました。

初期宇宙の巨大ブラックホール誕生の謎に挑む

【科学のページ 11/30】ビッグバンから138億年が経過した現在の宇宙では、ほぼすべての銀河の中心に、太陽の100万~100億倍の質量を持つ巨大ブラックホールが存在することが知られていますが、いつ、どこで、どのように誕生したのかは謎に包まれています。愛媛大学などの国際研究チームは、その謎をひもとくため、これまでビッグバンから10億年未満の初期宇宙をターゲットに観測してきました。チームが着目したのは塵(ちり)に覆われた巨大ブラックホール。すばる望遠鏡と米国のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)という最強タッグを使って挑みました。

一度の田植えで2回収穫/再生二期作

【科学のページ 11/16】水稲の生育可能期間が長い沖縄などの地域では、収穫後に、もう一度、田植え・収穫する二期作が行われています。農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)が開発したのは、収穫後の切り株から再生してくる芽から2回目の稲を栽培し収穫する「再生二期作」の技術。通常の二期作と違い、二期作目の育苗や田植えが不要で、低コストで増産できるとして今、生産者から注目を集めています。

今夏の酷暑
地球温暖化の影響どれだけ?

【気になるサイエンス 11/4】観測史上、最も厳しい〝酷暑〟となった今年の夏。温室効果ガスの排出など、人間活動による地球温暖化はどれだけ影響したのか――。「イベント・アトリビューション」と呼ばれる分析手法による最先端の研究成果を紹介します。

〝実験遺構〟を科学でよみがえらせる

【科学リポート 9/22】研究施設の片隅に眠る、かつて活躍した後に使われなくなった〝実験遺構〟をアートでよみがえらせようと、空間演出にとりくむ美術大学の研究者の思いは…。

化石アンモナイトの宝石、鮮やかな色の謎

【自然の不思議 11/16】カナダ・アルバータ州で産出される鮮やかな色のアンモナイト化石は、「アンモライト」と呼ばれる珍しい宝石として知られています。この不思議な色彩の起源について慶應義塾大学の研究チームが検証しました。

〝宇宙人〟からの電波を見分ける?

【新くふう新技術 12/14】地球大気の揺らぎで星の光がまたたくように、宇宙のかなたからの電波も宇宙空間を漂うガスの影響でわずかにまたたきます。地球外生命体探査(SETI)では、到来した電波の起源が、天体現象なのか、それとも〝宇宙人〟が発信した電波信号なのかを見分ける必要があります。その区別に役立つかもしれない研究成果が最近、報告されました。

匂いを嗅ぎ分ける脳の反応って?

【暮らしのなかのはて? なぜ? 11/30】匂いを嗅いだ時、人の脳内ではどんな反応が起きているのでしょうか―。東京大学の研究チームが最近、匂いを嗅いで0.3秒後の脳活動が、匂いを嗅ぎ分ける能力に関わっていることを明らかにしました。

●科学記事の紹介 11月は、こちらです。

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