文化行事の最近のブログ記事

うたごえ喫茶.jpg いま、全国各地でうたごえ喫茶がブームです。赤旗まつりでも毎回、好評で日本共産党の市田忠義書記局長も"常連"です。

 

(写真)リクエストにこたえて、みんなで声を合わせるうたごえ喫茶(前回の赤旗まつり)

 

 音楽文化集団ともしびが、赤旗まつり「うたごえ喫茶」実行委員会を立ち上げ、全面協力します。まつり当日のボランティアスタッフを募集。総勢130人が参加する予定です。

 この1年だけで250回の出前うたごえ喫茶をおこなってきたともしび。最近は、米軍基地建設ノーで島民が声をあげた鹿児島県徳之島でもおこないました。新潟中越地震被災地の長岡市山古志で住民に大歓迎されたようすはテレビニュースで放映されました。

 まつりのステージ責任者の清水正美さん(ソプラノ歌手)は「いい世の中をつくりたいという気持ちを心の底から共有できるのが、赤旗まつりのうたごえ喫茶です。若いスタッフにも、赤旗まつりのすごい熱気を感じてほしい。300席を用意してお待ちしています」と話します。

 きたがわてつさん、松平晃さん、ともしび合唱団、国鉄東京合唱団などが出演。7日午後1時15分から、ロシアで受賞した若手のバラライカ奏者、北川翔さんが登場します。

 場所は、第五福竜丸展示館の北側。6日は午前10時15分開場で午後6時まで、7日は午後4時までです。

2010115()「しんぶん赤旗」)

書家・翔子さんの揮毫 7日に

写真

写真

(写真)翔子さん(右)と泰子さん

 11月の秋空の下、1本の筆から広がる書の世界をお楽しみください。

 本紙社会面の連載「希望」の題字でおなじみ、金澤翔子さんの青空揮毫(きごう)が、「赤旗まつり」2日目の7日午後2時から若者広場で行われます。

 ダウン症の翔子さんは、母親の泰子さんの指導で、5歳から書道をはじめました。その書は、京都・建仁寺に奉納した「風神雷神」(写真)など、多くの人を魅了しています。

 当日は泰子さんのトーク企画もあります。泰子さんは「障害児を持つ若いお母さんたちに『絶望しなくていいのよ。いつかいいことあるから』と、翔子の元気な姿で知らせたい」と、まつり参加者への思いを語っています。

 今月、翔子さんの本「小さき花」(小学館)が発売されました。


(「しんぶん赤旗」2010年11月4日付より)

荒馬座.jpg 初日の6日、秋空に響きわたる太鼓の音で、開幕を告げるのは「九条木遣り太鼓」。1966年に結成され、「首都圏に民族文化の花を咲かせよう!」の合言葉のもと、活動している「荒馬座」です。

 

(写真)「九条木遣り太鼓」の熱演風景(荒馬座提供)

 

 「木遣(や)り」とは木を切り出して山から降ろす際などに歌われた労働歌だといいます。

 「民族芸能とは本来、圧政や自然災害の苦しみをはねのけ、天下太平や幸せへの民衆の祈願を表現し、受け継がれてきたもの」と話すのは、企画制作部の貝塚理子さん。そうした伝統の普及を志す座員の平和への思いを託した演目で、「ぜひこれを赤旗まつりでやりたい。歌詞を聞いてほしい」。

 開幕宣言に続く「寿太鼓」は、豊年満作を願う祭りから着想を得たもので、準座員(別に仕事をもちながら、荒馬座をサポートするメンバー)が参加します。「壱の曲」は小太鼓を俵に見立ててかつぎ、男たちが力自慢をしている振りや囃子(はやし)が特徴。「参の曲」では大きな太鼓をたたき、祭りの風景をイメージした躍動的な農業賛歌だといいます。

 荒馬座のみなさんは、「みんなに元気を与え、明日が見えてくる」舞台にしたいと意気込みを語りました。

 

●7日 うたごえ合唱団 沖縄連帯の歌ともに

 

うたごえ.jpg 7日は、うたごえ合唱団のみなさん。ステージいっぱいの200人の声が会場に広がります。

 

(写真)中央舞台でうたごえを響かせる合唱団(前回の赤旗まつり)

 

 日本のうたごえ全国協議会は、今年5月、ニューヨークで開催された核不拡散条約(NPT)再検討会議の市民行動に100人の代表団を送りだし、平和のうたごえを届けました。和太鼓や「ウィ・シャル・オーバーカム(勝利を我らに)」の歌は、核廃絶の熱い思いを持ち寄った参加者を励まし、心を一つにしました。

 10月中旬に開かれた日本のうたごえ祭典in長崎で、歓迎のあいさつをした田上富久長崎市長は「会場が一つになる歌の力はすごい」と話し、その場で「ウィ・シャル・オーバーカム」を口ずさみました。

 同協議会の小澤久事務局長はいいます。「被爆65年の今年、核兵器をなくそうと積極的に取り組んできた1年の集大成となるステージです。そして、もう一つ、基地撤去へたたかう沖縄との連帯の気持ちを込め、『沖縄を返せ』を会場のみなさんといっしょに歌い、交流したい」

 当日は、「アメイジング・グレイス(池辺晋一郎編曲)」なども演奏します。

2010113()「しんぶん赤旗」)

辻講釈.jpg パンパンパパーン―。秋空に勢いよく響く張り扇の音。切れのいい語りの口上が道行く人の足を止め、注目を集めます。江戸時代の大道芸の一つで講談の原型とも言われる辻(つじ)講釈には、赤旗まつりの人気プログラムの「青空寄席」とはまた違った魅力があります。

 

(写真)軽妙な語り口の辻講釈=前回の赤旗まつり

 

 今回は宝井琴嶺さん、宝井駿之介さん、神田山緑さん、宝井琴柑さん、一龍斎貞鏡さんの5人が出演。11月6日の正午から第五福竜丸展示館の北側、運河の近くで開かれます。

20101030()「しんぶん赤旗」)

寺井尚子さん.jpg テレビ出演や各地でのコンサートが多く人気抜群の、わが国を代表するジャズ・バイオリニストです。

 「野外での演奏は、解放感があって、大好きです。私たちの音が、会場にいらっしゃるお客様の耳に届き、演奏する私たちとのエネルギー交歓が行われて、一つになった時って、素晴らしいです」

 ピアノ、ベース、ドラムと共にステップを踏んでの演奏は軽快です。クラシック、映画音楽など幅広いジャンルのカヴァー曲を、独自の編曲によって演奏しています。

 「その場合、オリジナルの持つイメージを大切にしながら、"今"の香りをプラスし、分厚いバンドサウンドを求めています。そしてステージに立ったら、未知の世界が広がります。とくにサウンド・チェックには念を入れ、『どれだけ自由になれるのか』が課題で、毎回が挑戦ですね」

 赤旗まつりでは、タンゴの「エル・チョクロ」、シャンソンから「枯葉」、チャプリンの作品からは「テリーのテーマ~スマイル」などの演奏を予定しています。

 「素晴らしい楽曲を、力のある強い曲を、どう"ジャズるか"ということが、演奏するうえで最大の魅力でもあります。ジャズの楽曲を演奏することが、イコール=ジャズではなく、ジャズっている、かどうか、がテーマなのです」

 4歳からバイオリンを始め、クラシックの演奏家をめざしていましたが、ジャズ・ピアニストのビル・エヴァンスのレコードを聴いて触発され、ジャズ・バイオリニストの道を選びました。1998年に最初のCDアルバムを発売して以来、17枚のアルバムをだしています。

 「バイオリンの生の音を初めて聴かれるという方にも、気軽に私の演奏を聴きにきてもらいたいですね。赤旗まつり中央舞台での、演奏を楽しんでいただけたらうれしいです。音楽はわかる、わからない、ということより、"居心地がいいかどうか"が最も大切ではないでしょうか。ぜひ多くの方に来ていただきたいと思っています」

 文  大井民生

 写真 橋爪拓治

20101026()「しんぶん赤旗」)

多彩な芸術作品 一堂に

 芸術の秋にふさわしく、第40回赤旗まつりで素晴らしい"アート"を堪能できます。

 

 「アート展」は、全国の専門家による絵画、版画、彫刻、書、写真、マンガ、イラストなど、多彩で芸術性ある作品、三百数十点を展示・即売する大展覧会です。気軽に立ち寄れて、お手ごろの価格で購入もできます。

 「いやされ、元気をもらいました」「私の心境を鏡に映したような作品でした」。前回は6000人以上の方がつめかけました。

 今回は、日本画家の宮本和郎さん、油彩画家の中西繁さん、書家の山内撼涛(かんとう)さん、及川禮助さん、ねなしかづらさん、フォトジャーナリストの森住卓さんなど。

 マンガでは、本紙に連載中の「まんまる団地」のオダシゲさん、日曜版連載の「ドボン&ウズ・メメス」の葛西映子さんなどの作品が展示されます。

 企画に協力いただいている美術、書道、マンガ、写真などの分野の党後援会のみなさんとも交流できます。

 会場は夢の島公園内のBumB(ぶんぶ)東京スポーツ文化館。

 

家族の似顔絵いかが?

 

 「似顔絵」コーナーでは、今回も第一線の画家・漫画家の方が、参加者の「記念の一枚」を描く、名物企画です。

 今回も、根岸君夫さん、石野泰之さん、吉田英一さんなど、おなじみの先生方をはじめ50人を超える描き手がお待ちしています。

 前回参加の画家の一人、藤田紀さん(日本美術会会員、さいたま市)は言います。「この企画は楽しいし、いろいろな方に会えるチャンスです。その人の顔のもっている、一番いい表情を描くのが人物画の基本です」。札幌市から参加する壱岐伸子さん=美術家・ファッションデザイナー=は20代のころから平和美術展事務局長を務め、障害者施設で似顔絵ボランティアの活動もしていました。壱岐さんは「全国から参加する人のダイナミックな平和への思いを感じられます。家族の絵は、最も身近な美術ですから、ぜひおみやげの一つにしてほしい」と話します。

 「赤旗まつり」ならではの「似顔絵」コーナー。料金は1枚2500円。額の販売もあります。場所は、「第五福竜丸」裏の運河沿いのテント。受け付け開始は午前10時から、午後3時半までです。

20101026()「しんぶん赤旗」)

野点と生け花 気軽に楽しめます

野点.jpg 第40回赤旗まつり(11月6~7日、都立夢の島公園)の野点(のだて=お茶)と生け花は、熱帯植物館のイベントホールでの開催となります。イベントホールは、全体がガラスばりで、天井が高く開放的です。各種の珍しい植物が植えられていて、こころ癒やされる空間となっており、前回、参加者に大好評でした。バリアフリーの会場なので障害者や高齢者も入りやすくなっています。

 

(写真)前回赤旗まつりの野点(のだて)

 

 2日間、参加者をもてなすのは神奈川、東京のお茶・生け花愛好者日本共産党後援会のみなさん。

 茶道の心得がなくても、心のこもった本格的なお茶を、気軽に楽しめます。茶道の心得を教えてほしい人は、スタッフにひと声かけてください。和菓子は、こだわりの一品です。2日間、違った味が楽しめます。

 生け花後援会では、躍動感あふれる、よりスケールの大きい斬新な表現に向けて、準備をすすめています。日本の伝統文化を、外国のみなさんに紹介する絶好の機会にもなります。参加者の皆様に生け花の魅力を心いくまで楽しんでいただけると思います。

 

野点利用料

 野点は、和菓子つき、熱帯植物館の入館料を含めて、おとな600円、シルバー(65歳以上)500円、中学生500円、子ども・障害者250円です。多くの皆さんのご来場をお待ちしています。

20101025()「しんぶん赤旗」)

色紙展 直筆手に入るチャンス

 赤旗まつり(11月6日~7日、東京都江東区の「夢の島公園」)の色紙展は今回で9回目を迎えます。文学、演劇、音楽など文化分野で活躍している多くの文化人から直筆の色紙が寄せられ、会場で展示するとともに希望者にお分けしてきました。

 

 参加者が、色紙提供者の今日の時代に寄せる思いをくみ取るとともに、広範な文化人と日本共産党との深い結びつきを知る上でも毎回大きな反響を呼び起こしてきました。

 今回は、中央舞台に出演されるペギー葉山さん、原田直之さん、普天間かおりさんをはじめ、加藤剛・中村梅之助・小沢昭一・日色ともゑ(俳優)、米倉斉加年(演出家)、石川文洋(写真家)、大林宣彦(映画監督)、ジェームス三木(脚本家)、やくみつる(漫画家)、志茂田景樹(作家)、松元ヒロ(コメディアン)、海老名香葉子(エッセイスト)の各氏など40名近い方々の色紙がそろいます。

 会場は東京スポーツ文化館(BumB)の1階通路です。アート展会場の近くなので、絵画・写真・マンガ・書などとともにお楽しみください。お好きな色紙をオークション形式でお譲りします。

20101023()「しんぶん赤旗」)

 

中村梅之助さん.jpg

(写真)中村梅之助さん

 

松井朝子さん.jpg

(写真)松井朝子さん

 

加藤剛さん.jpg

(写真)加藤剛さん

 

米倉斉加年さん.jpg

(写真)米倉斉加年さん

 第40回赤旗まつり(11月6~7日、東京都江東区の夢の島公園)では、元気の出る大道芸、職人芸がやってきます。昔ながらの投げ銭でお楽しみください。

 

【大道芸】

 

猿回し.jpg

(写真)伝統芸能「周防の猿回し」=前回の赤旗まつり

 

 千年の歴史をもつと言われる伝統芸能「周防(すおう)の猿回し」(山梨県富士河口湖町)が今年もやってきます。かわいいお猿さんの自慢の芸の数々、笑いと感動の舞台をお楽しみに。

 

 

 

雪竹太郎さん.jpg

(写真)雪竹太郎さんの大道芸「人間彫刻」=前回の赤旗まつり

 

 「ロダンの考える人」など「人間彫刻」の大道芸をするのは雪竹太郎さん。日本とヨーロッパで活躍している芸を披露してくれます。

 

清水ただしさん.jpg

(写真)清水ただしさん

 

 今回初参加するのは元大阪市議会議員・元松竹芸能漫才師の清水ただしさん。おもしろくバナナの叩(たた)き売りを披露してくれます。

 

【職人芸】

 毎回行列のできる人気の職人芸。今年も3組の店が出ます。

 「爆弾あられ(ポン菓子)」は、布施滋さん。「ボンッ」という音が響く、懐かしいお菓子を実演してくれます。

 「あめ細工」は、青木道雄さん。赤旗まつりではなじみの、あめが動物やアニメキャラの形などに変化します。

  「オカリナ」は、オカリナ作家の白井進さん。今年も演奏を披露してくれます。

 日本でも指折りの職人ばかりです。親子で大いに楽しめます。

20101021()「しんぶん赤旗」)

政治動かす力 再確認 日本共産党展

 

「蟹工船」の「ノート稿」.jpg

(写真)小林多喜二「蟹工船」の「ノート稿」

 

日本共産党展.jpg

(写真)政党としての大道を歩む党の役割がわかる日本共産党展=前回の赤旗まつり

 

 「党の値打ちが再確認でき、決意を新たにしました」「戦前の先輩たちの遺品を見て胸が熱くなりました」と毎回、参加者を元気づけているのが日本共産党展です。

 

 第40回赤旗まつり(11月6~7日、東京・江東区の夢の島公園)でも前回と同じ、BumB(ぶんぶ)東京スポーツ文化館(旧体育館)2階ロビーが会場です。

 今回のテーマは「一目でわかる 現実政治を動かす日本共産党」です。1960年代から今日まで、草の根の力と結んで共産党が国政を前向きに動かしてきた事実を写真やグラフで見ることができます。

 例えば派遣労働です。「労働者派遣法を原則自由化(99年)前に戻せ」の声が、今でこそ大きくなりましたが、最初からこの法案に反対し、国会追及や経団連、トヨタなどへ申し入れて世論を変えてきたのは共産党。その奮闘が展示されます。

 特別展示として、戦前の「赤旗(せっき)」やビラ、さらに弾圧に屈せずたたかった先輩党員たちゆかりの品々が紹介されます。

 今回初めて登場するのは作家・小林多喜二「蟹工船」の「ノート稿」(複製)です。加筆や訂正を書き込んだ推敲(すいこう)の後から、多喜二の作品にかけた強い思いが鮮やかに浮かび上がってきます。

 日本共産党展責任者の卜部(うらべ)学さんは「現実政治を動かす共産党がどういう党なのかがわかるだけでなく、党を語る力になる展示をと準備しています。また戦前の品々を間近で見られるのも赤旗まつりならではの魅力です。ぜひお越しいただいてご覧ください」と話しています。

20101020()「しんぶん赤旗」)

ペギー葉山さん.jpg 再来年、デビュー60周年を迎えます。

 「学生時代」「つめ」「南国土佐を後にして」「ドレミの歌」―今も人々に愛される名曲の数々。

 

 これまでに2000曲をレコーディングしました。ポップスからジャズ、シャンソン、演歌まで圧倒的なレパートリーの広さを誇ります。

 「長い間、歌ってきましたから。その時代によって、はやる歌の傾向も、どんどん変わって...。時代に乗り遅れまいと必死でした」

 そんなペギーさんのもとに、この春、レコード会社から、うれしい知らせが飛び込みました。

 アイドルや若い歌手たちの曲が並ぶヒットチャートに、ペギーさんが歌う「夜明けのメロディー」が、ランクインしたのです。

 「こんなこともあるんですね」と、本人もびっくり。

 この曲は、NHK「ラジオ深夜便」のテーマ曲として歌ったものです。

 ♪朝の光が 差し込む前に 目覚めて...

 美しいメロディー、歌詞は作家の五木寛之さんが手がけました。

 ことし1~3月の間、番組のなかで、この曲が流れると、「CDはどこで買えるのか」と、放送局に問い合わせが相次ぎました。

 「聴くたびに涙がでる」「私の心境を歌ってくれている」。そんな声がペギーさんのもとに寄せられます。

 曲が完成したとき、五木さんは、「この曲は、ペギーさんの人生そのもの。自然に歌ってください」といいました。

 「結婚、出産、子育て、主人を介護して、見送って...本当にいろんなことがありました」

 5年前、芸能界のおしどり夫婦といわれた夫の根上淳さん(俳優)を、7年間におよぶ在宅介護の末、みとりました。

 ペギーさんはその間も、ずっと歌い続けてきました。

 「夜明けのメロディー」は、自分自身が"そうよね"と共感できる歌だといいます。

 「若いときは、すべてが希望に満ちています。でも、年をとると、介護されたり、100歳になって行方不明になったり、ほんとうに大変」

 そんな熟年世代の寂しさに寄り添いながら、「それでも、明日をみつめて、しっかり生きていこうよ」というメッセージを込めた"人生の応援歌"です。

 赤旗まつりの出演は34年ぶりです。1976年の舞台の記憶は、いまも鮮明です。

 「風が猛烈に強くて、砂ぼこりが舞って、もう大変。でも、大勢の方が熱心に聴いてくれて、すごく盛り上がって、楽しかったんですよ」

 今回の舞台は―。

 「いろんなジャンルの曲を歌いたいですね。いま、ワクワクしながらプログラムを考え中です。最後にはサプライズ(驚かせること)も用意しますよ。どうぞお楽しみに!

 文  那須絹江

 写真 橋爪拓治

20101017()「しんぶん赤旗」)

記者は語る.jpg

 「しんぶん赤旗」の記者やデスクが日々追いかける「世界と日本のいま」、取材のなかで体験した「とっておきの話」を紹介し、毎回好評の企画「赤旗記者は語る」。

 

(写真)赤旗記者の「世界の動きを取材して」の話を聞く人たち=200611月3日、東京・江東区

 

 第40回赤旗まつり(11月6、7日、東京都江東区の夢の島公園)では、初日の6日、「BumB(ぶんぶ)東京スポーツ文化館メインアリーナ」で行われます。

 プログラムは2部構成。午後3時からは日刊紙の記者3人が「世界と日本のいま 現場から」をテーマに報告します。帰国したばかりのエジプト・カイロ特派員は激動の中東情勢を、政治部安保・外交班の記者は日米軍事同盟の実像を追及する長期連載「従属の同盟」について、社会部「子どもと貧困」取材班の記者は子どもを取り巻く日本社会の貧困を告発します。

 午後4時10分からは「日曜版 とっておきの話」として、日曜版編集部の4人の記者が体験談を話します。

 この目で見た「二大政党の実態」を報告するのは、政界取材20年の政治記者です。ゼネコン疑惑から小沢疑惑まで取材した事件記者は、金権腐敗政治を告発。「Yモード」を担当し青年の心によりそってきた女性記者は、青年たちの叫びを語ります。テレビ・芸能を担当して6年の記者が、芸能人や裏方さんの「胸の内」を明かします。いずれも、取材体験の成功・失敗を含め、「とっておき」の話を語ります。(20101019()「しんぶん赤旗」)

囲碁・将棋 歴代新人王が登場

 前回まつりでも、野外対局にファンの人垣ができました。プロ棋士との対局を楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。

6日は、囲碁の歴代新人王が登場。李沂修七段と内田修平四段の対局。7日は、将棋の広瀬章人王位(昨年の新人王)と三浦弘行八段の対局を予定しています。

 

11月6日

囲碁

席上対局(午前10:00~)

李沂修七段

内田修平四段

(解説)松本武久七段

 

将棋

指導対局

石橋幸緒女流四段

中倉宏美女流二段

(LPSA所属棋士)

 

11月7日

囲碁

指導対局

渋沢真知子初段

奥田あや二段

 

将棋

席上対局(午前10:00~)

広瀬章人王位・新人王

三浦弘行八段

(解説)富岡英作八段

国本武春さん.jpg 前回(4年前)に引き続き出演する国本武春さん。三味線1本で浪曲にロック、バラードを取り入れた「三味線ロック」で話題に。浪曲界の期待を担って30年、いまは日本浪曲協会副会長としても活躍中です。

 

 年配者には、「旅行けば~」「佐渡へ佐渡へと...」とラジオから流れ、銭湯でも近所のオジサンが虎造節や米若節をうなる光景が浮かぶ、日常生活の一部だった浪曲。でも、国本さんが東京・木馬亭で初舞台を踏んだ1980年代初めには、衰退著しく、「客席を見やると1けたのお客しかいない日」がたびたび、どん底状態でした。

 「私の両親が浪曲師でしたから、中学生のころから三味線をやっていました。一時期、エレキ音楽の世界にあこがれのめり込みましたが、19歳でこの世界に入った。試行錯誤して古典・新作をやり、一人で三味線の弾き語りをやったことが今日につながりましたね」

 その魅力は、「節に酔い、三味線に心をゆったりと漂う、そして楽しむことかな」。「忠臣蔵」や「佐倉義民伝」などの語りには、義理・人情といわれる"人間っていつの時代も変わらんな"と感じてもらえるかどうかが真髄。

 「浪曲の場合、名調子かどうかの評価は、(一部専門家ではなく)一般庶民が決める。芸の力の目線は、大衆のものだったから、隆盛した」

 浪曲師は元気な方が多い。100歳、80、90歳代の現役が演台に立ちます。今月26日、東京・浅草公会堂で「浪曲大会―復活!浪曲黄金時代」を開催。武春さんが聞き手になって、五月一朗(91)、東家三楽(89)さんらに秘話を語ってもらうコーナーも。

 「腹から声を出すことが元気のもとかな。50歳の私などハナタレ小僧です。名調子を中堅・若手がよみがえらせます」

 海外公演も6月に上海万博の舞台、9月に2週間、アメリカ巡業して帰国。

 「40代に1年間、アメリカ留学して、カントリー音楽・ブルーグラスに出合いました。あの乗りの良さ、感情表現の率直さを気に入り、毎年、行っています」

 今回の赤旗まつりは、青空寄席コーナーに、落語家の間に入っての出演。

 「浪曲は即興の面白さでもあるので、演目は当日のお楽しみ。しみじみした、筋のしっかりした語りをやりたい」

 伴奏は気心知れた、ベテラン曲師、沢村豊子さん。進化した武春節が期待できそうです。

 文 澤田勝雄

 写真 森 幸一

20101015()「しんぶん赤旗」

松本宰二さん.jpg

山形将史撮影

 

 6日の中央舞台に登場する「二期会マイスタージンガー」は男女8人のボーカル・アンサンブル。日本を代表する声楽家集団「二期会」のメンバーで構成され、オペラや声楽の素晴らしさを伝えるため、全国各地でコンサートを開いています。

 現在のメンバーに定着したのは2000年。赤旗まつり出演は、1998年以来2回目となります。「二期会マイスタージンガー」を主宰する松本宰二さん(バリトン歌手)は、「屋外ということもあり、クラシックファンを前に室内で歌うのとは、全体の雰囲気がずいぶん違う」と話します。

 「クラシックはあまり聞かないという方もいらっしゃるかもしれませんが、途中で手拍子をしたり、とてものびのびと反応してくださって。私たちもいつもとは違った感覚で楽しめます」

 

 

マイスタージンガー.jpg

(写真)二期会マイスタージンガー

 

 コーラス、デュエットはもちろん、男声ものや女声ものなど、いろんな方向から楽しめるのがマイスタージンガーの舞台。メンバーは、ソロで歌う力量があり、各パート2人の声のバランスも考慮して二期会の2500人の会員の中から選抜されます。

 「チームワークも大切ですね。自分を上手に生かしながら、みんなとアンサンブルをつくり出すことが必要になりますから。私たちのテーマは分かりやすくて、楽しいということ。4種の声ですが、同じソプラノでも声質が違うので8人で歌うとレパートリーがますます広がります。カルテットが、さらに倍のダブル・カルテットで楽しさも倍になります」

 歌の説明など、トークを交えて十数曲を披露します。演奏曲は、イタリアのカンツォーネ「フニクリ・フニクラ」、フォスターの「夢路より」(アメリカ)、オペラ「カルメン」から"ハバネラ"と"闘牛士の歌"、ビートルズの「イエスタデイ」、「ソーラン節」、「『砂山』変奏曲」など。「『砂山』変奏曲」は、山田耕筰と中山晋平が作曲した二つの「砂山」に「佐渡おけさ」をミックスしたマイスタージンガーのオリジナル曲です。

 「歌は、歌詞がわからなくてもメロディーやリズムによってコミュニケーションがとれ、歌うことでいろんな人と心を通わせ合う時間をもつことができます。音楽の未来を支えてくれる子どもたちには、とくに生の音楽を聴いてほしいと思っています」

 マイスタージンガーのメンバーは、ソプラノ=佐藤奈加子さん、田中麻理さん。アルト=喜田美紀さん、長谷川忍さん。テノール=岡本泰寛さん、高田正人さん。バリトン=浅井隆仁さん、松本宰二さん。ピアノは水戸見弥子さん。

 文 中村尚代

2010109()「しんぶん赤旗」)

三遊亭円丈さん.jpg 初日のトリを務める三遊亭円丈さん。新作落語の旗手として知られています。二つ目のころには、青空寄席によく出演していました。今回は1988年以来22年ぶりの登場です。

 

 当時の青空寄席の印象として「赤旗まつりに来ること自体を楽しんでいて、みなさん、顔が晴れやかでした」と振り返ります。屋外での寄席のため、突然の雷雨に襲われ、楽屋のすのこが浮き上がりそうになったこともありました。

 高座だけでなく、紙芝居を自転車に積んでまつり会場をまわったことも。明治時代に滅亡した化けタヌキが、実は別の形で生き残っていた「地球最後のタヌキ」というお話。始める前の簡単なクイズで当たった子どもにお菓子をあげたり、あめを売ったりしながら紙芝居をし、子どもからおとなまで世代を超えて楽しんでもらいました。

 先日、この紙芝居が復活。木枠や絵を「民族芸能を守る会」の協力などで作製して、旧作をさらにパワーアップさせました。

 狛犬(こまいぬ)の研究でも有名な円丈さん。20年ほど前のこと。公園の隅に置かれていた狛犬を見ておどろきました。「顔が削られ、捨てられているんですよ。なにか訴えかけているような気がしましてね」。以来全国を巡って狛犬を見てまわっています。

 2000年には落語界の繁栄を願って、東京都足立区の綾瀬稲荷に「落語狛犬」を建立しました。

 落語家を目指したのは、高校2年の時。親の反対に遭い、まずは大学に進学しますが、2年で中退、「自分の存在証明として落語をやりたい」と19歳で三遊亭圓生(故人、6代目)に入門しました。

 「古典落語は基本であって、新作でこそ自己表現ができる」と話す円丈さんは、落語以外にもゲームの作製に携わるなど表現の幅を広げていきました。最近では映画「ランボー怒りの脱出」や「タイタニック」をムービー落語にして演じる新たな挑戦も。今後は宇宙物として「スターウォーズ」などもやってみたいと意欲的です。

 「(今回の赤旗まつり出演は)久しぶりなので、お客さんに楽しんでもらえるようがんばります」

 文 釘丸 晶 写真 橋爪拓治

2010108()「しんぶん赤旗」

原田直之.jpg 「久しぶりの赤旗まつり開催ですね。会場に入るだけで雰囲気がちがって、みなさん生き生きしている。お客さんがステージと一体になって盛り上げてくれる。ああいう所で歌えるのは幸せです」

 

 北海道のソーラン節から沖縄の安里屋ユンタの三線(さんしん)弾き語りまで、500曲のレパートリーを持ちます。

 「自由に歌えるのが民謡の魅力。歌い継がれてきた歌ですから、これが正しい、なんてのはないんです。元々、手拍子や食器を打ち鳴らして歌っていたものだから、節(メロディー)も歌詞も、その人の感性で好きなように歌っていい。ラジオもテレビもない時代、厳しい冬の間は歌と踊りが最高の娯楽だったんですね」

 自身の出身は相馬盆唄(うた)のふるさと、福島県相馬地方。幼少時には生活の中に民謡があふれていたといいます。「私の家は大きな農家でした。『結(ゆい)』といって、近所で労働の貸し借りをする風習が残っていて、農繁期に学校が休みになると、田植えどきに7日、イナゴとり大会で2日間、級友が泊まりがけで農作業を手伝いにきたものです。田植え唄、地固め唄を歌って、力を合わせた良さがあって、のんびりした、いい時代に恵まれました。自分が体験してきた民謡の風景をステージでもお伝えします」

 民謡は人づてに全国を巡っていきました。

 「信州の追分で生まれた馬子唄(まごうた)(馬を引きながら歌う)の信濃追分が北前船で伝わって、越後追分、秋田追分、酒田追分となり、民謡の王様と呼ばれる北海道の江差追分に。熊本の港町、牛深(うしぶか)のハイヤ節が、各地のハイヤ節、おけさになり、佐渡おけさ、塩釜甚句(じんく)、阿波踊りになった。一つの唄から口伝えで10年後には全然ちがうものになっている。面白いでしょう」

 若い人にも民謡を一つ二つ覚えてほしいといいます。「民謡は、ふるさとの応援歌だと思うんです。どんな人にもふるさとはあります。盆踊りや祭りで親しんだ民謡は、その人の血肉となっているんじゃないでしょうか」

 2008年に日本民謡協会の「民謡名人位」を受賞。デビューから50年、「ふるさとの応援団長」として、ぬくもりあふれる人柄です。

 「民謡の特長は、歌う人と土地の人が一体になること。ステージから下りていって『どこから来たんですか?』とお客さんとお話ししたり、一緒に歌ったりするのが私、大好きなんです。当日は、ぜひ会場のお客さんのリクエストにこたえたいと思います」(2010107()「しんぶん赤旗」)

 文 浜島のぞみ 写真 橋爪拓治

林家正雀.jpg 4年ぶりですか、赤旗まつりは。待ちに待っていたお客さんの期待にこたえなきゃと思うと、楽しみとともにプレッシャーも大きいですね。

 私はこの間、毎年新作の新内を1本作り、歌舞伎とのコラボレーションなどにも挑戦しています。最近思うのは、私の師匠・林家彦六はすごい人だということ。80歳を過ぎても「次はこれをやりたい」と活力に満ちていました。

 その師匠がよく言っていました。「新しいことに挑戦していれば、世の中が変わっても怖くない」と。これは落語を志す者だけじゃなく、すべての人に通じることだと思います。

 ずっと「青空寄席」として親しまれてきましたが、今回は初めて屋内でやることになったんですね。雨の心配がないのはいいですね。

 私が初めて師匠のお供で赤旗まつりに参加したのが1974年の多摩湖畔でした。地面が赤土でね、あいにくの雨でぬかるみ、師匠が転ばないように手をとって歩いたのを覚えています。当時は、野外で落語をやるなんて想像もつきませんでした。

 行ってみて驚いたのは、お客さんの熱気です。大勢の方が師匠を待っていて「ハヤシヤ」「イナリチョウ(稲荷町)」と掛け声が乱れ飛び、熱心に聞いて下さる。そして本格的な番組の充実ぶり。そんな赤旗まつりを師匠は、たいそう楽しみにしていました。

 師匠と一緒に次の年から出さしていただいているうちに、いつの間にか私の出演歴が一番長いということになったそうで。ますます、がんばらなくてはいけません。

 私の演目は約150くらいありますが当日、何をやるかは、まだ決めていません。お題っていうのは、はなから決まっていたほうがいい場合と、そうでない場合があります。

 この夏、東京大空襲を題材にした新作「麻の葉」をやったときには、事前に新聞で取り上げていただいたのです。すると、そういう噺(はなし)なら聞いてみたいというお客さんがやって来た。それで、こっちの思いと、お客さんの思いが共鳴して、いい雰囲気になりました。逆に演目が決まっていて、その場のお客さんに合わないとき別の噺をするわけにいきません。演者が空回りしてしまうという難しさもありますね。

 赤旗まつりでの、もう一つの楽しみといえば、山形の玉こんにゃく。なかなかめぐり合えない最高の味です。これも含めて、お客さんと一緒になって楽しいまつりにしたいですね。(2010104()「しんぶん赤旗」

文 武田祐一 写真 佐藤光信

権田桜さん.jpg 新宿末広亭、「金比羅船々(こんぴららふね)」の出囃子(ばやし)で高座に上がると、「待ってましたっ」のかけ声が飛び、割れるような歓声と拍手に迎えられた柳家権太楼さん。働き者のおかみさんが、ぐうたら亭主のぐちをこぼしに駆け込んできて...。唇をかむ仕草、袂(たもと)で顔をおおう恥じらい、女性のかわいらしさがにおい立ちます。

 

 古典落語の噺(はなし)家として、演芸大賞ホープ賞(1980年)、浅草演芸大賞(2002年)などを受賞、人気絶頂です。

 柳家つばめ師匠に師事。芸にとどまらず、「考え方から人間としてのあり方すべてを学びました」。「できた人で、弟子を怒ったことがない。『こう言ったら、この子はどんな感情を持つだろうか。この子のためになる言い方はどんな言葉か』そこまで考えて、発するような人でした。ぼくの落語ができるのも、あの人のおかげです」

 でも、「自分が人格者になったかといったら、それは別。あたしは、わがまま放題に生きていると思います。とにかく古典落語しかやるつもりないんです」。

 古典落語の面白さは、「どんだけやっても完成しない。頂上まで登ったと思っても、実はちがってた。あたし一人の人生ではたどりつかないんです」。

 「駅伝と同じで、たすきを渡すために生きてる。何百年、つづいてきた噺をこれからやる人に渡すために、しゃべれなくなるまでがんばんなきゃなんない。だから面白い。みんなそう。バトンを受け継いで、今、ぼくたちが走ってる。それが古典落語の魅力ですかねえ」

 自殺を考えていたという人から、「あなたの落語を聞いてたら、笑っていた。まだ笑える。もう一度、やり直そうと決めました」と手紙をもらったことも一度にとどまりません。「よかったなと思いました。高座の力だったんでしょうね」

 自身にとって夢が実現したのは、国立劇場の落語研究会でトリを務め、やりたかった「文(ぶん)七(しち)元結(もっとい)」をやり終えたときでした。「すべてがかなった実感がありました。そのあと、確実に持続していかなきゃいけない。よけいに努力が必要です。後につづく者を、かんたんに上がらせないぞという意地もありますし」

 赤旗まつり出演は二ツ目以来、30年ぶりといいます。「実は高校時代、学生時代にも、労組幹部だった兄に連れられて、赤旗まつりに来たことあるんですよ。ベトナム反戦の運動の盛り上がっていたライシャワー駐日大使辞任の騒ぎのころ行ったのを覚えてますよ」

 まつりの寄(よ)席(せ)ではトリを務めます。当日のネタは? 「さて、どうなりますか。高座に上がるまで出てこない。座布団に座って出てくるのが自然体です」

 寄席のお客さまへ。「楽しんでください。まかしてください」

 文  浜島のぞみ 写真 橋爪 拓治(2010102()「しんぶん赤旗」)

 

普天間さん.jpg 11月6、7の2日間、「第40回 赤旗まつり」が開かれます。東京都江東区「夢の島公園」に作る中央舞台に、前回に続いてシンガー・ソングライターの普天間かおりさんが、立ち、伸びやかな歌声を披露します。

 

 今回は「とくに"元気"を届けたいんです」と前回に続いての出演となる普天間かおりさんはいいます。

 「おじいちゃん、おばあちゃん、若い人たちや、お子さんたち、お客さんを身近に感じましたから、みなさんが私の歌を聞いて、元気を感じてほしいと思って」

 前回、沖縄の踊り「カチャーシー」で会場が一体化しました。「忘れられない感動でした。みなさんが、立って踊っている姿を想像するとワクワクします」

 屋外の大きな舞台で歌うことは、「特有の解放感がありますね。聞いている方、一人ひとりの顔を見て歌いたいという気持ちがあります」。

 元気を届けたい理由は、もう一つあります。

 普天間さんが力を入れて歌っている自作の「必要なんだよ」(発売中)が、佐賀新聞の16日付朝刊「有明抄」(「しんぶん赤旗」の「潮流」にあたる欄)で、取り上げられました。記事は「不安や孤独を抱えながら精いっぱい生きている人への応援歌」と記しています。

 「この歌が持っている力を信じられます。音楽でおなかいっぱいにはならないけれど、心を励ますことはできます」と普天間さん。

 東海ラジオ「普天間かおりのアハハでウフフ」(日曜 後6・0)、ラジオ福島「かっとびワイド」(金曜 後1・0)の番組を持つ普天間さん。ある女性からEメールが番組に届きました。

 「友人はいますが、悩みを相談できずに家にこもっていました。そんなとき、普天間さんの歌を聞いて励まされました」と。

 普天間さんは「今、自殺者が3万人を超えている時代です。だからこそ歌を届けたい」。

 「時代が求め、そしてこの歌が生まれた~普天間かおりLIVE2010」と題して全国各地を精力的に巡りました。

 そして11月3日は、「第32回 あいち赤旗まつり」に出演します。

 前回は、赤と白の鮮やかな衣装で登場しました。今回は?

 「会場の雰囲気にあうものを考え中です。楽しみにしていてください」

 あたたかい笑顔で普天間さんはいいます。

 「本土も沖縄もない、歌の力で会場が一つになれたらいいですね」

 文 小川 浩 写真 山城屋龍一(2010101()「しんぶん赤旗」)

たっぷり「青空寄席」

 毎回、多くのファンが詰めかける「青空寄席」は今回、BumB(東京スポーツ文化館)の屋内ステージでの上演。天気を気にせずたっぷり聞くことができます。

 6日のトリは久々の登場となる三遊亭円丈さんです。7日は、前回の赤旗まつりでは、中央舞台に出演し、会場をわかせた浪曲師の国本武春さんが登場します。常連で最多出演の林家正雀さん、大トリを務めるのは、いま人気絶頂で人情ばなしを得意とする柳家権太楼さんです。

 辻講釈は6日、第五福竜丸展示館の近くで。

 

☆「青空寄席」☆

■メインアリーナ


6日 午前10時20分~

三遊亭きつつき

三遊亭天どん

寒空はだか

古今亭今輔

近藤志げる

宝井馬琴

三遊亭白鳥

金原亭馬生

鏡味仙三郎社中

三遊亭円丈

 

お囃子 森本のり

 

7日 午後2時~

春風亭正太郎

柳家喬の字

柳亭左龍

国本武春+沢村豊子

林家正雀

三増れ紋

一龍斎貞山

柳家さん八

岡本宮之助、文之助

柳家権太楼

 

お囃子 金山はる


 

☆辻講釈☆

■6日正午~ 第五福竜丸展示館近く

一龍斎貞鏡

宝井琴柑

神田山録

宝井駿之介

宝井琴嶺

全国どこにいってもこれだけの良書を、実際に手にとって中身を見て購入できるのはここだけかもしれません。品ぞろえは約6万冊

大好評の「子どもの本福袋」は今回もやります。

 

恒例の文化人サイン会には、少年野球をテーマにした「バッテリー」の作者で、「赤旗」日曜版に『グラウンドの空』を連載したあさのあつこさんや、経済同友会終身幹事、財団法人国際開発センター会長の品川正治さんをはじめ、約40人の著名な方々が目の前でお買い上げの著書にサインをします。

 

▼サイン会


あさのあつこ(作家)

石川文洋(報道写真家)

海野和男(昆虫写真家)

小田島雄志(英文学者、演劇評論家)

柿田睦夫(赤旗記者)

葛西映子(漫画家)

工藤晃(経済学者)

久保敬親(写真家)

窪島誠一郎(無言館館主)

早乙女勝元(東京大空襲・戦災資料センター館長、作家)

佐藤貴美子(作家)

品川正治(経済同友会終身幹事、全国革新懇代表世話人)

嶋田忠(動物写真家)

史朗(山岳写真家)

大門高子(絵本作家)

田島一(日本民主文学会副会長、作家)

田代博(日本国際地図学会評議員。日本地図センター評議員)

田中美智子(元衆議院議員)

田沼武能(日本写真家協会会長、写真家)

二宮厚美(神戸大学教授)

長谷川知子(絵本作家)

日野秀逸(東北大学名誉教授)

旭爪あかね(作家)

松本善明(元衆議院議員、弁護士、党名誉役員)

松本猛(前安曇野ちひろ美術館館長)

松本春野(絵本作家)

三上満(教育評論家)

蓑輪喜作(新日本歌人協会会員)

宮地正人(東京大学名誉教授、前国立歴史民俗博物館館長)

宮本和郎(画家)

森住卓(フォトジャーナリスト)

柳家さん八(落語家)

矢野裕(狛江市長)

山家悠紀夫(元神戸大学大学院教授)

(敬称略、以上50音順)


 

☆日本共産党から

志位和夫(党委員長、衆議院議員)

市田忠義(党書記局長、参議院議員)

不破哲三(党社会科学研究所所長)

笠井亮(衆議院議員)

佐々木憲昭(衆議院議員)

大門実紀史(参議院議員)

吉井英勝(衆議院議員)

全国物産模擬店

まつり名物の物産模擬店

全国47都道府県の名産品が並び、いい香りが食欲をそそります。

郷里の味を懐かしむもよし、おみやげにするもよし。

 

 

★北海道

日高こんぶ、アイヌ民芸品、海産珍味

 

★青  

りんご、ジュース、津軽塗、ホタテ、ヒバ油

 

★秋  

きりたんぽ、稲庭うどん、漆器、切絵、桜皮細工

 

★岩  

イワナ、地酒、蔵ビール、南部せんべい

 

★宮  

笹かまぼこ、牛たん、三陸わかめ

 

★山  

岩魚、玉こん、ラ・フランス、ワイン、米沢織物

 

★福  

会津塗り漆器各種、会津地酒

 

★東  

くさや、江戸切子、手づくり革バッグ・靴

 

★神奈川

琥珀、横浜スカーフ、横浜中華街瓶出し紹興酒他

 

★埼  

秩父の岩魚・鮎塩焼き、手作り味噌、布絵作品

 

★千  

銚子ちぢみ、落花生、鰯煮干し、岩のり

 

★茨  

水戸納豆、結城桐下駄

 

★栃  

益子焼、つが野焼、餃子、栃木やきそば、ハム

 

★群 馬

コロ焼まんじゅう、白菜こうじ漬、なす漬

 

★山 梨

勝沼のワイン、印鑑、ネックレス

 

★新  

笹だんご、地酒、ちぢみ、雪割草、コシヒカリ

 

★長  

木曽ひのき製品、おやき、リンゴ、紫黒米、地酒

 

★静  

静岡茶、ひもの、わさび、駿河塗下駄、うなぎ

 

★愛  

有松しぼり、瀬戸織部焼

 

★岐  

関の刃物、飛騨高山名産、美濃焼、ごへい餅

 

★三  

さんま寿司、真珠製品、伊賀焼、伊賀くみひも

 

★石  

鯛と鮭の笹寿し、九谷焼、輪島塗、加賀友禅

 

★富  

ます寿し、いかの黒づくり、ほたるいかの佃煮

 

★福  

鯛・鯖寿し、小鯛のささ漬け、越前打刃物、昆布

 

★大  

堺の打刃物、海産物

 

★兵  

姫皮細工、丹波黒豆、三木の包丁、淡路の玉ねぎ

 

★京  

西陣織、京念珠、七宝、京着物、京菓子、海産物

 

★滋  

信楽焼、伊吹もぐさ、お香、数珠

 

★奈  

奈良漬、梅干、くつ下、茶せん、筆、柿の葉寿し

 

★和歌山

梅干、紀州備長炭、木酢液

 

★岡  

備前焼、きびだんご、い草製品

 

★広  

熊野筆、もみじまんじゅう、革細工

 

★山  

ふくのひれ酒、塩うに、萩焼

 

★鳥  

かに寿司、粒うに、砂丘らっきょう

 

★島  

宍道湖しじみ、あご野焼、剣先スルメ、源氏巻

 

★香  

讃岐うどん、小豆島オリーブ商品

 

★愛  

愛媛みかん、月丸レモン

 

★徳  

鳴門わかめ、竹ちくわ、藍染、すだち、和三盆

 

★高  

かつお節、四万十海苔、うるめ、馬路ゆず製品

 

★福  

辛子めんたい、八女茶

 

★佐  

小城羊羹、嬉野茶

 

★長  

べっ甲、ちゃんぽん、カステラ

 

★熊  

球磨焼酎、からしれんこん、生うに、ちりめん

 

★大  

小鹿田焼、焼杉下駄、国東みかん、竹田かぼす

 

★宮  

口蹄疫復興支援ハム、ウインナー、かやのまな板

 

★鹿児島

芋・黒糖焼酎、奄美ハブ酒、かるかん、大島紬

 

★沖  

さとうきび、泡盛、壷屋焼、黒糖、ウコン

出会いの広場 わくわく

 第40回赤旗まつり(11月6日~7日、東京都江東区「夢の島公園」の競技場スタンド)で開催される「出会いの広場」に、「私も参加します」という読者の声が寄せられています。

 同郷の友、同窓会、職場の仲間との交流や集いなど、全国から参加者が集まる赤旗まつりならではの催しです。

 交流や集いの案内について紙面掲載を希望される方は、各都道府県委員会の赤旗まつり実行委員会へ10月25日までに申し込んでください。(2010922()「しんぶん赤旗」)

人形劇や腹話術、おもちゃ箱コンサート、フワフワ、ジャンボすべり台、ミニSL、泥だんご、粘土型あそびなど。

毎回、子ども広場は子どもたちの歓声が響きわたります。屋内にはキッズルームも。

 

(こどもぶたいの演目が変更になりました。9月25日更新

こどものぶたいでは、人形劇団プークの「ピーターとおおかみ」の公演。

「おじいさんと深い森の中で暮らすピーターのまえに一匹の大きな灰色おおかみがあらわれ、ともだちのアヒルをペロリ。ピーターはおおかみをつかまえようとロープを手に木に登り...」

 

原作・原曲/セルゲイ・プロコフィエフ 構成・演出/西本勝毅 作・編曲/松本雅隆・上野哲生

 

▼人形劇団プークのホームページ

http://www.puk.jp/

 

どうぶつしょうぎ

使用する駒は、『ライオン』『ぞう』『きりん』『ひよこ』の4種類」。ルールを考案した北尾まどかさん(女流棋士)が指導します。

 

▼北尾まどかさんのホームページ

http://madoka-shogi.com/index.php?type=Toppage

 

石ころアート

清つねおさんは、石に似顔絵を描く漫画家。石ころが人の顔や動物に変身!

 

▼清つねおさんのホームページ

http://nigaoegp.blog119.fc2.com/

アーカイブ

2011年9月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30