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2005年2月21日(月)「しんぶん赤旗」 民主主義取り戻そう国王に抗議行動広がるネパール【ニューデリー=小玉純一】ネパールのギャネンドラ国王による専制政治に抗議し民主主義回復を求める集会が十九日、インドのニューデリーで開かれました。十八日には、国王批判の言論が禁止されているネパール各地で抗議行動があり、百人以上が逮捕されました。 十八日は複数政党制を勝ち取った一九九〇年の民主化闘争の口火となった大規模デモが行われた日です。報道によると、カトマンズの商店街でネパール会議派の活動家らが短時間、専制政治終結を求め行動。少なくとも八人が連行されました。観光の街ポカラをはじめ主要都市でも逮捕者が出ました。 予告された十八日の行動に対し、国王側は要所に治安部隊を配備。十七日夜から十八日夕まで一般電話を遮断し、各団体の組織的な活動を封じ込めようとしました。携帯電話は一日から遮断されたままです。 ニューデリーの集会には、千五百人のネパール人が参加。自宅軟禁下のネパール会議派指導者G・P・コイララ氏の娘のスジャータ・コイララ氏などネパールから逃れてきた政党活動家も姿を見せました。 |

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