2005年2月19日(土)「しんぶん赤旗」

イラク戦争開始から２年

３・20に平和の波

　アメリカのイラク侵略から二年目の三月二十日、全国各地で集会やデモ、宣伝などが多彩に取り組まれます。国際的な共同行動に連帯して行います。

　安保破棄中央実行委員会は、同日を中心に「イラクから米軍など占領軍は撤退せよ。自衛隊はただちに撤退せよ」「イラク国民の主権回復、国連中心の復興支援を」「憲法改悪許すな。九条を守れ」を中心スローガンに、各地で行動するよう呼びかけてきました。

　青森、岩手、新潟、栃木、愛知、三重、鹿児島県などでは、憲法改悪反対共同センターなどとの共同で「３・２０集会」やデモ行進、宣伝行動などを計画しています。

　京都ではＳＴＯＰ！イラク派兵・京都の呼びかけで、京都市の鴨川三条河川敷で数千人規模の集会を開き、円山公園までデモ行進します。

　北海道では、有事法制反対道民連絡会が、三月二十日に札幌市内で千人以上で集会を開くとともに、十九―二十日に道内すべての地域で安保破棄中央実行委がかかげたスローガンでの集会やデモ、宣伝行動などに立ち上がるよう呼びかけています。

　岐阜県では３・２０国際共同行動県実行委員会を結成し、当日は各務原市民公園で集会を開き、「９条の会」の代表や元自衛隊員からの発言を予定。航空自衛隊岐阜基地までを往復するピースパレードも計画しています。

　兵庫県では、１０・２１の一日共闘を発展させ、自治労など連合加盟や中立系労働組合との集会やデモを県内各地でとりくみます。３・２０行動は全県的には三千―四千人規模になる見込みです。

　大阪では、安保破棄・諸要求貫徹大阪実行委員会と憲法改悪阻止大阪府各界連絡会議・共同センターが連名で「イラク戦争・占領やめよ！自衛隊撤退！憲法９条守れ！０５・３・２０世界反戦共同行動ｉｎ　ＯＳＡＫＡ」の実行委員会結成を広範な団体に呼びかけ、一昨年の「せんそうアカン」の人文字の成功のように、今年も大阪城公園をメーン会場に参加者が主役となるような創意あふれる行動を計画しています。

　沖縄では普天間基地撤去、新基地建設反対の運動と結んで、那覇市県庁前の県民広場で集会、デモを行います。

　東京では二十日午後一時半から日比谷野外音楽堂で、陸・海・空・港湾労組二十団体、全労連などでつくる実行委員会が「いまこそ平和を守るとき　国際共同行動３・２０集会」を開きます。