2005年2月12日(土)「しんぶん赤旗」 人間らしく働ける職場へスズキ本社前をデモ行進
軽自動車大手のスズキに企業の社会的責任をはたさせ、国民春闘勝利をかちとろうと「スズキ総行動」が十一日、静岡県浜松市で実施され、三百人が参加しました。 スズキによる日本共産党員への思想・賃金差別をなくそうと裁判をたたかう原告らを先頭に、参加者は早朝、本社前で、出勤する労働者に一時間でビラ千五百枚を配りました。 決起集会では、中安俊文実行委員長(県西部地区労連議長)があいさつし、「『九時間労働』もあるスズキ。下請けには時間単位で納品させている。スズキに『働くルール』を守らせ、春闘で青年やパート労働者を含めた賃上げをかちとろう」とのべました。 各労組代表が「三年間で六千円しか賃上げされていない。組織強化で青年の賃上げと雇用拡大にがんばる」と決意表明。七日に結審した同裁判の原告代表は「なんとしても裁判に勝利し、自由にものが言え、民主主義が通る職場にしたい」と支援を訴えました。 集会後、参加者は本社周辺を「安全な車は人間らしく働ける職場から」「思想による賃金差別をやめよ」「過労死をうむ長時間労働をなくせ」とデモ行進しました。 斉藤實県評議長、日本共産党の平賀高成元衆院議員、梶野完治県議らも参加しました。 |