2005年2月1日(火)「しんぶん赤旗」

イラク議会選

シーア派が勝利宣言

投票率6割前後 スンニ派は多数不参加


 【カイロ=小泉大介】イラクで三十日に行われた暫定国民議会選挙は開票が進んでいます。最終結果の判明は早くても一週間後とされますが、イスラム教人口の三割強を占めるスンニ派の主要政党がボイコットしたなかで、多数派のシーア派政党連合が、投票終了直後に早くも勝利を宣言しました。

 勝利宣言したシーア派政党連合は多国籍軍の撤退期限の設定を公約に掲げています。

 独立選挙委員会報道官は投票終了後、全土で約八百万人が投票し、登録有権者の約六割になるとの見通しを示しました。同選管は投票終了前には投票率は72%と発表していました。有権者資格を持つイラク人約千五百万人のうち、有権者登録をしたのは約千三百万人と発表されています。

 イラク人口の六割を占めるシーア派住民が住む南部では、同派最高権威シスタニ師が投票を強く呼びかけたこともあり、高い地域では八割から九割の投票となりました。シーア派有力政党の連合体として選挙に臨んだ「統一イラク連合」の幹部は投票終了後、「地すべり的な勝利」だと宣言しました。

 同人口の二割弱を占めるクルド人が多数の北部でも「クルドの投票率は巨大なもの」(クルド人のゼバリ暫定政府外相)とされています。

 これに対し、激しい米軍の軍事作戦に見舞われたスンニ派住民の多い中部では、同派有力組織や政党が選挙ボイコットを決定したことや武装勢力の活動が活発なことから、投票率は低調となりました。バグダッド北方、二十万都市のサマラでは投票者はわずか千四百人にとどまりました。



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