2005年1月29日(土)「しんぶん赤旗」

米下院にイラク撤兵決議案

クシニチ議員らが提出


 【ワシントン=浜谷浩司】民主党の大統領候補指名を争ったクシニチ議員ら二十五人の議員が二十六日の米下院で、イラクからの米軍の「即時撤退」をブッシュ大統領に求める決議案を共同で提出しました。

 とりまとめにあたったウールジー議員は声明で、「米兵とイラク市民の膨大な死」にもかかわらず、イラクは開戦前に比べて「安定した民主主義に近づいているとはいえない」と指摘。「銃でイラク人に押し付けて、どうして民主主義が育つだろうか」と述べ、十五万人規模の米軍の存在こそがイラクでの民主主義の展望を妨げているとの認識を示しました。

 決議案は、「米軍の撤退を直ちに開始する計画」の策定をはじめ、国連やイラク近隣諸国、アラブ連盟などによる緊急会議を開いて、国際平和維持軍を創設することなどを求めています。

 海兵隊員としてイラクに派遣され、現在は「戦争に反対するイラク退役軍人の会」の代表を務めるマイケル・ホフマンさんは、下院での決議案提出を歓迎。「占領こそがイラク再建の最大の障害だ」と述べています。

 ブッシュ大統領はニューヨーク・タイムズ紙二十八日付のインタビューで、三十日のイラク暫定議会選挙で選出される指導者のほとんどは、「少なくともイラク人がたたかえるようになるまでは、多国籍軍の駐留の必要性を認識しているようだ」と発言。選挙後に樹立されるイラク移行政府が米軍撤退を要請すれば応じる考えがあるとしつつ、駐留を継続する姿勢を重ねて示しました。



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