2004年12月31日(金)「しんぶん赤旗」 積雪で倒壊新たに3軒小千谷新潟県中越大震災で被災した建物が積雪のため、新たに倒壊していたことが明らかになりました。 三十日までに倒壊が確認されたのは、小千谷市塩谷地区の住宅二軒と車庫一軒の計三軒。すべて家屋の被害認定では全壊の認定を受けていました。 地区内の住宅も含む建物五十九戸のうち全壊と認定されているのは三十五戸。同地区の、住宅を全壊と認定された多くの住民は厳しい現実にさらされています。 自宅が全壊と認定されている友野寅一さん(66)は「家財道具が多少なりともある。住めなくても春まで建っていてもらわないと…。でも行くたびに、傾きがひどくなっていく」と肩を落としました。 |