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釣行記@山形・白山島の五目釣りを紹介します。

つり 五目 山形 鶴岡・白山島

磯場で魚の回遊狙う コマセ効果で次々

写真@釣行記①

釣友の成澤さん

2025年11月12日【行楽】

 10月中旬、やっと涼しくなり、釣り好きにとっては待ちに待ったシーズン到来となりました。

ここ最近、磯場に到着してから、肝心の仕掛けを持ってくるのを忘れたことに気付くことがたびたびあるので、気を付けないといけません。

日本海に面する庄内浜は、加茂、油戸、由良、鼠ケ関

写真@釣行記②

イナダなどの釣果

(ねずがせき)などの漁港があります。「アバ」と呼ばれた行商人の女性たちが、採れた魚介類を仕入れ、遠くまで売り歩いて生活していたと聞きます。

鶴岡市の白山島には、対岸の由良海岸の広い駐車場から、200メートルほどの赤い橋を渡って入ります。島には、530年ほど前に創立された白山神社の本殿があります。海洋釣り堀や小さな船着き場もありますが、断崖絶壁の荒々しい磯に囲まれた島です。入り江や高い岩壁の陰で、風を避けて釣りができます。

10月14日の釣りは、この白山島。潮回りがあって魚が回遊してくるはずなので、コマセで魚を寄せるのが良いと思いました。沖合いに仕掛けを投げ込もうと思い、10号の玉ウキに、コマセをカゴに詰め込み、ハリは少ない2本にして仕掛けが絡まないようにしました。

沖に豆フグはいませんが、コマセに集まるエサ取り魚はいろいろ集まってきます。海水温の上昇のせいかイサキの稚魚が釣れたのは意外でした。

コマセが効いたのか、群れたウマヅラハギの背中にハリが掛かります。タイコも釣れまし

写真@釣行記③

現地にある地図

た。すると、いきなり強い引きで玉ウキが横に走って沈み、根に入られて仕掛けが切れてしまいました。玉ウキも失いました…。

しかし、その後も強いアタリがあり、やっとタモで取り込めました。イナダでした。続いてイカも釣れたので、これで終わりにしました。イナダは三枚おろしの酢締め、イカは刺し身でいただきました。どれもうまい。

白山島の釣りといえば、年金者組合の仲間である成澤昇さんが、島に35年間は通っているとのこと。高齢ですが、足腰がしっかりしています。

庄内ザオを使い、コマセはほとんど使いません。仕掛けは1本バリでシンプルです。「昔に比べると釣れなくなった」と言い、釣れないときは秘密の穴釣り場でドコ(カサゴ)を釣ります。短時間に5~6尾は釣り上げるから脱帽です。

同行したときは、釣り場のポイントなどを教えてもらっています。

(山形・伊藤正裕)