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- くらし家庭
- 2026.07.23
いきる そだつ 人間らしいぬくもりの中で
大阪・秋桜高校 蔦緑(ミドリン) 壽山雅美(マチャミ)
(3)どの子も特別扱い
2026年7月21日【くらし】
蒸し暑い中やってくる子どもたち。「聡、よぉ来たなぁ。久しぶり!」「愛ぴょん、雨やのにえらい!」。玄関先で先生が声をかけて出迎える。全員の先生で全員の子どもを担任するという思いで関わりたいから、どの子も覚えてその子が呼んでほしい名前で呼ぶ。
職員室の先生は、授業で教室に上がる子に「行ってらっしゃい」。小・中時代ほとんど授業を受けてこなかった。50分座っていられず動き回る。周りの音が気になる。テンションが上がり騒いでしまう。いろいろな子がいるけれど、少しでも落ち着いてうれしくすごせるように。純の「のど渇いた~」にタミちゃんが「何飲みたい? 買ってきてあげるわ」と小銭を受け取り自販機へ。眠たそうな太陽に「肩もんであげようか」。ミドリンが声をかけると、顔をあげて気持ちよさそう。
甘すぎると思われるかもしれない。でも学校ってまずは安心できて楽しいところでなくちゃ。子どもも先生もそう思えたらみんなやさしくなる。学びたい気持ちもふくらむ。それは子どもが教えてくれた。だから、どの子のことも特別扱い。(火曜掲載)

