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いきる そだつ 
人間らしいぬくもりの中で 大阪・秋桜高校 蔦緑(ミドリン) 壽山雅美(マチャミ)
(1)職員室はリビング

2026年7月7日【くらし】

子どもたちの多くは学校に着くと、まず職員室に入ってくる。先生の席に腰を下ろし「暑いー」「腹減ったー」「帰りたいー」とそばにいる先生に甘える子たち。ひと心地ついて3階の教室に。

お昼休みの職員室、人であふれかえっている。子どもも先生もみんな一緒にお昼ご飯。自分のお弁当を広げる子。先生のおみそ汁をもらい、マチャミが作ってきてくれたおにぎりをほおばる子。音楽を流してTikTokを撮る子。その喧騒(けんそう)の中でリポート課題を黙々とやっている子も。

6月のある日の放課後。ナオキに「ギター教えて」と言う真美。優しい歌声が心地いい。置いてあるルービックキューブのそろえ方を、ケンちゃんに教えてもらう幸雄。「聞いてー!」とナッちゃんに恋愛話を聞いてもらう紀香。思い思いに過ごすこの場所を「リビングみたい」と言った子がいた。この春卒業した真也は「冬のコタツ」と。

さまざまな状況を抱えながらも学校にやって来る子どもたちが、少しでもほっこりできるように。職員室は私たちにとっても皆と一緒に笑って過ごせる安心の居場所。

(火曜掲載)