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裏金議員・関文科相の高額飲食

「説明責任を十全にはたしていただきたい」―。東大総長選考をめぐって、文部科学省が異例の“検証”を求めたというニュースを報じた20日夜の朝日系「報道ステーション」で、関芳弘文科相の言葉が流れたので思わずずっこけました。

関文科相は、代表を務める自民党兵庫県第3選挙区支部が会場利用料が無料の議員会館でパーティーを開いた問題で、坂本哲志衆院議院運営委員長から厳重注意を受けました。しかし、「猛省をして二度とこういうことが起こらないよう注意する」とのべたものの、パーティーの利益率が98%、90%にのぼるという疑惑については、何の説明もしていません。

自民党兵庫県第3選挙区支部の政治資金収支報告書(2024年分)を見て改めて驚きました。

問題になっている議員会館の自室含め、東京・平河町のホテル、同・永田町の北京料理店などで計7回の資金集めパーティーを開催、計1232万9450円の収入をあげていますが、飲食代など開催事業費はわずか計98万19円。利益率は92・1%にも。パーティーに出席せず、カネだけ払ったという、事実上の寄付にあたるのではないか。収支報告書には、パーティー券の購入者名は一切、出ておらず、ヤミ献金の可能性もあります。

経費を“節約”して集めたカネをどんな「政治活動」に使っているのか。組織活動費の「会合費」には、東京・赤坂のしゃぶしゃぶ料理店4万5189円、串カツ店4万2955円、同・新宿の中華料理店3万9999円などの高額支出がズラリ。

庶民が毎日、1円でも安い野菜やお肉をと頭を悩ませているのに、裏金議員は政治資金で飲み食いか。しかも、同支部は、国民の税金である政党助成金を3300万円も自民党本部から受け取っています。

19日の参院予算委員会で、日本共産党の山添拓議員から関文科相、簗和生前農水相の任命責任をただされた高市早苗首相は、「『裏金議員』という言い方をされましたが、“不記載があった議員”ということです」とかばいました。政治資金収支報告書に記載せず、「裏金」をつくり、何に使っていたのか、いまだに不明のままになっていることが裏金事件の核心です。

「襟をただして職務にまい進してほしい」と関文科相を擁護する首相に裏金事件の反省はありません。

(藤沢忠明)