日本共産党

メニューとじる

すべての記事が読める

赤旗電子版購読お申し込み

おすすめ

レーダー
切れない?大事な“やなちゃん”

自分を応援しなかった自治体の道路予算をカットしたと発言した簗和生農水相。5日、発言を撤回して“謝罪”しましたが、これで終わりとはなりません。

 同日夜のTBS系「news23」で、コメンテーターの星浩さんは、「“予算が欲しければ票を出せ”という(自民党の)構造的問題が残っている」と強調。高市早苗首相が裏金議員である簗氏を自分の判断で起用したことにふれ、「高市銘柄なので、なかなか切れない。相当、国会で追及されることになる」とのべました。

 5日の朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」も、この問題を取り上げました。

 弁護士の猿田佐世さんは、国会議員について、「全国民を代表する、全体の奉仕者、という基本を押さえたい」としたうえで、沖縄で、自民党が応援する知事が当選したら、すぐに「沖縄振興予算を増やします」となったと指摘。「民主主義って、これでいいんでしょうか。いつまでも、カネで政治を買えるということでいいのでしょうか」と問題を投げかけました。

 4日のTBS系「サンデーモーニング」では、司会の膳場貴子さんが簗発言について、「つまり、“自分を支持しなければ、お金を減らすぞ”といっているように聞こえてしまうので、国会議員として、そんな言動はあり得ないと思う」と、中央大学教授の目加田説子さんにコメントを求めました。

 「政治家の不祥事には驚かなくなってしまっているけど、今回の件は別格だと、思う」と応じた目加田さん。「ここまで露骨に利益誘導を言葉で発するというのはありえない。しかも、数十年前のことではなく、今年5月のこと」と指摘。「(簗農水相は)もともと裏金議員であり、性的少数者に対する差別発言が物議を醸した。高市首相は、内閣改造のとき、本人の専門知識とか、やる気とか、政策の実行力を重視したとおっしゃったんですけど、どれだけ、実力があったとしても、このような露骨な利益誘導をする人は政治家としてふさわしくない」とキッパリ。

 高市首相は、今年2月の総選挙で、「私の大事な“やなちゃん”」と応援演説し、今回も「職務を全うするように」と問題視しない考えです。任命責任とともに、国の予算を地元の自治体に誘導し、見返りに票とカネをもらう…自民党政治の体質が問われています。

(藤沢忠明)