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2026年11月8日

ICAPP ソウル宣言採択

心から歓迎する 志位議長が談話

 一、ICAPP(アジア政党国際会議)第13回総会で採択されたソウル宣言は、世界とアジアの平和にむけてきわめて重要な内容を発信するものとなった。

 とくに、ソウル宣言が、平和構築の課題で、アジアにおける地域的な分断への「重大な懸念」を表明し、ICAPPが果たすべき役割として、「政党とその地域ネットワークが、多国間主義を擁護し、分断を乗り越え、世界が競合するブロックに分かれて固定化するのを防ぐ」と強調したことは、いまアジアで起こっているブロック対立の危険という事態にてらして、きわめて大きな意義をもつものである。

 また、ソウル宣言が、国連憲章と国際法にもとづく紛争の平和的解決を強調するとともに、「国際関係における一方的な行動、武力の行使または武力による威嚇、国際法義務の選択的な順守が、国際法秩序に対する信頼を損ない得ることを懸念した」と明記したことは、一部大国が行っている「ダブルスタンダード」(二重基準)を批判したものとして重要である。

 さらに、ソウル宣言は、アジアと世界の平和と安定にとっての「包摂的な場」としてのICAPPの役割を強調した。

 ソウル宣言のこれらの内容は、2022年のイスタンブール宣言(「ブロック政治を避け、競争より協力を重視する」)、2024年のプノンペン宣言(「対話と包摂で平和をつくる」)などの到達点をさらに大きく前進させたものである。対立と分断の動きが渦巻くこの大陸で、イデオロギーの違いを超え、与野党の違いを超えて開かれた国際会議で、このような積極的内容を盛り込んだ宣言が採択されたことは、平和と理性の声こそがアジアの本流であることを世界に示したものとなった。

 日本共産党は、ソウル宣言を心から歓迎する。

 一、日本共産党は、この総会に先立って、ICAPP執行部に書簡を送り、次の内容をソウル宣言に適切な形で反映していただくよう、要請を行った。また、総会での討論でも、同趣旨の発言を行った。

 ▼世界でもアジアでも戦争や紛争が続き、分断と対立が深まる今日の情勢を強く憂慮する。

 ▼力の論理によるブロック的対抗、排除でなく、協力、包摂により、国連憲章と国際法にもとづき、対話を通じて紛争の平和的解決を追求する。

 ▼政治的・イデオロギー的立場の違いを超えて、累次の宣言で政党間の対話と協力を掲げてきたICAPPは、開かれたフォーラムとして、平和のためのイニシアチブをとる。

 ソウル宣言は、日本共産党のこれらの要請の内容を、全面的に反映するものとなった。ソウル宣言を受けて、ICAPP執行部から、「日本共産党の提案を反映した」「貢献に感謝する」との言葉が寄せられた。

 日本共産党の活動が、ICAPPソウル総会の成功、画期的なソウル宣言の発出への貢献となったことは、たいへんにうれしいことである。

 アジアで活動する党として、ソウル宣言の内容が実るよう、参加した諸政党と力をあわせて奮闘する決意である。